2月は「省エネルギー月間」。毎日の生活を見直してみよう

2月は「省エネルギー月間」。毎日の生活を見直してみよう

一年で最も冷え込む2月に、「省エネルギー月間」が設定されていることをご存知ですか?実は、2月は一年のうちで最も多くエネルギーを消費する月なのです。省エネルギー(省エネ)のメリットをおさらいし、家庭やオフィスで実践できる省エネを紹介します。

省エネルギー月間って何?

「省エネルギー月間」とは、エネルギー使用量を控え、省エネの意識を高めるための啓発運動月間のことです。1977年に始まり、毎年2月の1ヶ月間が省エネルギー月間として定められています。期間中には国や県により関連行事が開催されます。2月に設定されている理由は、冬季は暖房や給湯の使用が増え、エネルギーを一年のうちで最も多く消費するからです。

省エネルギーのメリット

省エネルギーとは、石油や石炭など、限りあるエネルギー資源の枯渇を防ぐため、エネルギーを効率よく使うことを言います。「省エネ」という言葉は聞いたことがあるのではないでしょうか。エネルギー源である化石燃料を燃焼することで二酸化炭素が発生し、地球温暖化の原因になります。つまり、省エネは資源を守るだけではなく、地球温暖化の予防にもなるのです。

地球規模で考えると、「限りある資源の維持」と「地球環境にやさしい」というメリットがある省エネ。また、省エネを実践することは、電気代やガス代の節約にもつながります。

*参考:経済産業省関西電力

省エネを実践してみよう(家庭編)

家で過ごす時間は、できれば暖かく快適に、そして省エネを心がけて過ごしたいものですよね。そこで、家庭で実践できる省エネ対策を紹介します。

  • エアコン
    暖房をつける時は、設定温度を20度前後に設定しましょう。外気温との温度差が大きい冬は、設定温度になるまでにたくさん消費電力を消費します。また、暖房効果をより高めるために、厚手のカーテンを閉めたり、カーペットを敷いたりと、熱を逃さないようにすることも大切です。
  • 照明
    日照時間の短い冬は、照明を使う時間も増えます。使っていない部屋の照明はこまめに消したり、照明をLEDに変えることで、少ない消費電力で発光することができます。
  • 電化製品
    冷蔵庫に入れるものが多すぎると、冷やすために電気を消費します。設定温度は弱にして、常温保存できる食材は冷蔵庫に入れないなど、工夫してみましょう。家庭でパソコンを使う場合は、使わない時間帯は電源を切ったり、画面の明るさを下げたり、設定を確認しましょう。
  • お風呂
    寒い冬に体を温めるために欠かせないお風呂ですが、追い焚きの機会も増えます。家族で順番にお風呂に入る場合は、間隔をあけずに入浴することを心がけましょう。

*参考:経済産業省

省エネを実践してみよう(オフィス編)

会社に出勤していても省エネできることはあります。企業のオフィスは規模が大きいからこそ、小さな積み重ねが大切です。そこで、オフィスで実践できる省エネ対策を紹介します。

  • エアコン
    太陽が出ている昼間は日差しを取り入れたり、フィルターをこまめに清掃しましょう。温度設定は低めにして、ひざ掛けを使ったり重ね着をして過ごすのも効果的です。
  • 照明
    使わない部屋の照明はこまめに消灯し、LEDや人感センサーを活用した照明に切り替えてみましょう。
  • OA機器
    コピー機やパソコンの使用時は省エネモードを設定し、使用しない時はこまめに電源を消しましょう。休憩時間などで席を離れる時は、スリープモードに切り替えたり、画面の明るさを下げることも効果的です。
  • 水回り(給湯器・温水洗浄便座)
    お湯を使う機会が増えるので、給湯器は温度を下げて使ったり、買い換える際には省エネタイプを検討しましょう。トイレに温水洗浄便座を導入している場合は、温度設定を見直したり、長時間使わない場合は温水や便座の設定を切りましょう。

*参考:経済産業省

省エネしながら春を迎えよう

厳しい寒さを凌ぐためには暖房や給湯が必須ですが、使いすぎないことを心がければ、省エネしながら快適に過ごすことができます。また、エアコンやストーブを使う前に、重ね着をするウォームビズを取り入れることも有効です。自分なりにできることを実践しながら、冬を乗り越えましょう。

くらだしマガジン編集部

くらだしマガジン編集部

くらだしマガジン編集部です。読む人みんなが知って、選んで、試せて、語れる。そして明日をつくるための日々の暮らしの情報をお届けします。