ハヤシライスの具材やアレンジレシピ、隠し味、名前の由来も解説

ハヤシライスの具材やアレンジレシピ、隠し味、名前の由来も解説

ハヤシライスは家庭で作れないと思っている方は少なくありません。しかし、実際は基本のレシピを覚えれば簡単に作れます。この記事ではハヤシライスの基本の作り方や、ハヤシライスと混同されやすいメニューとのそれぞれの違いなどを解説します。

また、より気軽に楽しむならレトルトのハヤシライスもおすすめです。レトルト食品をお得にストックする方法やアレンジレシピも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

ハヤシライスとは

ハヤシライスとは

ハヤシライスとは、炒めた牛肉と薄くスライスした玉ねぎをデミグラスソースや赤ワイン、トマトピューレと一緒に煮込んだ料理のことです。

デミグラスソースではなく、トマトソースをベースに作ることもあります。西洋から伝わった料理のイメージがあるかもしれませんが、ハヤシライスは日本で誕生した料理です。

ここからはハヤシライスの名前の由来や、ハヤシライスと混同されやすいハッシュドビーフ、ビーフシチューなどとの違いを解説します。

ハヤシライスの名前の由来

ハヤシライスの名前の由来は、ハヤシという名前の人が作った、ハヤシという人が毎日注文していたなど、諸説あります。

そのなかでも有力なのが「早矢仕さんが考案した、ハッシュド・ビーフ・ウィズ・ライスがなまってハヤシライスになった」という説です。ちなみに、ハッシュド・ビーフとは「細切れの牛肉」という意味があります。

早矢仕さんは丸善の創業者で、社内食堂で提供するワンプレートの料理としてハヤシライスを考案したといわれています。

ハヤシライスとハッシュドビーフの違い

ハッシュドビーフとは、細切りにした牛肉や薄切りの玉ねぎをデミグラスソースで煮込んだ料理のことです。ハッシュドビーフは、西欧で19世紀以前から作られていたといわれています。

ただし、西欧で作られていたハッシュドビーフにはデミグラスソースは使われておらず、デミグラスソースを使うようになったのは日本に伝わってからです。

ハッシュドビーフに使われている材料やソースを見ると分かる通り、ハヤシライスとハッシュドビーフに明確な違いはありません。

なお、2014年にハウス食品が行った調査では、ハヤシライスはトマトソースの味、ハッシュドビーフはデミグラスソースの味というイメージをもつ方が多いとのことでした。

ハヤシライスとビーフシチューの違い

ビーフシチューは牛肉のほかに、玉ねぎやにんじん、じゃがいもといった野菜を大きめにカットし、デミグラスソースや赤ワインで長時間煮込む料理のことです。

16世紀から17世紀にかけて西欧で誕生し、明治初期には日本の洋食店で提供されていたといわれています。

ハヤシライスとビーフシチューは基本的な材料が同じですが、具材をカットする大きさや煮込み方が異なります。ビーフシチューの具材の方が大きく、煮込む時間も長いことが特徴です。

ハヤシライスとビーフストロガノフの違い

ビーフストロガノフは牛肉や玉ねぎ、マッシュルームなどの野菜をデミグラスソースで煮込み、サワークリームを加えたロシアの郷土料理です。ハヤシライスとビーフストロガノフの違いは、サワークリームが入っているかどうかという点です。

ちなみに、ビーフストロガノフという名前のビーフは「〇〇風」を意味するロシア語の「ビフ」からきており、ストロガノフはこの料理を食事会で提供した人物の名前といわれています。

ハヤシライスとカレーの違い

カレーは炒めた肉類と野菜をターメリックやカイエンペッパー、ガラムマサラなどのさまざまなスパイスを加えて煮込む料理です。

ハヤシライスとカレーの違いは発祥地や具材です。ハヤシライスは西欧が発祥で、カレーはインドで誕生しました。

またハヤシライスの具材は牛肉に玉ねぎとシンプルです。一方カレーは、牛肉や豚肉など好みの肉類に、玉ねぎやにんじん、じゃがいもといった数種類の野菜を使います。

ハヤシライスの作り方

ハヤシライスの作り方

ハヤシライスを自分で作るのは難しそうなイメージがあるかもしれません。しかし、基本的には材料を炒めて煮込むだけなので、手作りもおすすめです。

ここからは、基本的な作り方やハヤシライスに適した具材、隠し味を紹介します。

ハヤシライスの具材

ハヤシライスの具材は、牛肉と玉ねぎがあれば作れます。牛肉の種類は薄切り肉が使いやすいものの、お好みで切り落としや牛こま切れ肉を使っても問題ありません。

あっさり食べたい場合は豚肉を使ったり、深い味わいを楽しみたい場合はベーコンを使ったりアレンジも可能です。子どもがいる家庭では、ウィンナーやミートボールもおすすめです。

また、玉ねぎ以外にもマッシュルームやしめじ、じゃがいも、にんじんなどもよく合います。野菜嫌いな子どもも、味わい深いハヤシライスの具材なら残さず食べられる可能性があります。

野菜が余ってしまったときやボリュームを増やしたいときにも、さまざまな野菜を活用してみると良いでしょう。

ハヤシライスの基本的なレシピ

ハヤシライスの基本的なレシピは簡単なので、覚えておくと便利です。

まずボウルなどに牛肉と塩、赤ワインを入れて下味をつけておきます。しばらく置いたらフライパンに油をひき、ある程度火が通るまで牛肉を炒めたら、一旦お皿に移しておきましょう。

次に牛肉を炒めたフライパンで、あめ色になるまで玉ねぎを炒めます。玉ねぎに色がついたら小麦粉をまぶし、赤ワインとローリエ(月桂樹の葉)を加えて煮込みます。

最後に炒めておいた牛肉とケチャップを入れて、ひと煮立ちしたら完成です。難しい工程はないため、ぜひ挑戦してみてください。

ハヤシライスの隠し味

ハヤシライスに隠し味を加えると、より好みの味に仕上げられます。

例えばウスターソースを加えると、酸味とコクがプラスされて本格的な味わいを楽しめます。酸味を加えつつ爽やかに仕上げるなら、ざく切りにした生のトマトを加えるのがおすすめです。

濃厚なコクを出したいときはバターを使います。ハヤシライスに入れるだけでなく、ご飯をバターライスにしても美味しく食べられます。

意外に感じるかもしれませんが、しょう油もハヤシライスを深い味わいにする隠し味になるので試してみてください。

ハヤシライスをさらに栄養価高く食べるには

ハヤシライスをさらに栄養価高く食べるに

ハヤシライスだけでも立派な食事になりますが、具材が牛肉と玉ねぎのみの場合、栄養が偏ってしまいます。

そのためハヤシライスにトッピングやほかの具材を追加したり、具材の多いサラダやスープを一緒に食べたりするのがおすすめです。

例えば、ハヤシライスにベビーリーフやゆで卵などをトッピングすると、栄養バランスが良くなるだけでなく視覚的にも楽しめます。素揚げしたかぼちゃやピーマン、パプリカなども彩りを添えてくれるでしょう。

具材の多いサラダやスープも栄養バランスが良くなるうえに、食卓を華やかにします。ハヤシライスは単色なので、トマトやオクラ、パプリカなどの緑黄色野菜を取り入れるようにしましょう。色鮮やかな海藻サラダやわかめスープ、玉子スープなどもおすすめです。

サラダやスープ以外にもブロッコリーにチーズを乗せてトースターで焼くなど、ハヤシライスと同時進行で作れる簡単メニューを加えるのも良いでしょう。

気軽に食べるならレトルトのハヤシライスもおすすめ

ハウス食品が実施した調査によると、ハヤシライスは好きな人が多いにも関わらず食卓に並ぶことは少ないとのことでした。実際にハヤシライスは好きだけど、家庭で食べたことはないという方もいるでしょう。

同調査にはその理由として「作り方が分からない」「材料が高い」といった回答がありました。ハヤシライスは牛肉や赤ワインを使うため材料費が高めであり、カレーのように気軽に作るメニューにはなりづらいでしょう。

そこでおすすめなのがレトルト食品のハヤシライスです。レトルト食品のハヤシライスにはさまざまな種類があります。濃厚なデミグラスソースを使ったもの、さっぱり食べられるトマト系のもの、幼児用のものまで多種多様です。

ストックしておけば休日のランチや忙しい日の夕食、遅くまで勉強や仕事をしている家族の夜食にも活用できます。まとめ買いならお得に購入でき、こまめに買い足す必要もありません。レトルトでハヤシライスを気軽に楽しみましょう。

ハヤシライスのストックがあればアレンジも可能

ハヤシライスはご飯にかけて食べるだけでなく、幅広い料理にアレンジできるのも魅力です。レトルトのハヤシライスをストックしておくと、食事のメニューに困ったときに助かるでしょう。

米と食べるにしてもご飯にオムレツを乗せればオムハヤシになります。また、ご飯の上にハヤシライスソースとチーズを乗せてこんがり焼けばドリアの完成です。簡単なのにまったく異なるメニューに変えられます。

さらに、水でのばしたハヤシライスソースにハンバーグを入れて煮込むと煮込みハンバーグに、パスタと和えれば濃厚なパスタが作れます。電子レンジで加熱したきのこ類・根菜類などの野菜や、冷凍食品のミートボールなどを加えるのもおすすめです。

ハヤシライスはアレンジの種類が豊富なので、まとめ買いにより飽きてしまった場合にもさまざまなバリエーションで楽しめます。

レトルト食品をお得にまとめ買いするなら

ハヤシライスは牛肉と玉ねぎで作る煮込み料理です。ビーフシチューやビーフストロガノフなどと混同されやすいですが、それぞれ具材や作り方が異なります。

また基本的には牛肉と玉ねぎで作りますが、お好みで牛肉をほかの肉に変えたり、野菜を加えたりしてアレンジも可能です。サラダやスープを添えれば栄養も十分に摂れます。

自分で手軽にハヤシライスを食べるなら、レトルトのハヤシライスをストックしておくのがおすすめです。レトルトなら日もちするだけなく、アレンジしてさまざまな楽しみ方ができ、まとめ買いをしておけば食べたいときすぐに食べられます。

レトルトのハヤシライスをお得にまとめ買いするなら、Kuradashiがおすすめです。Kuradashiでは、まだ食べられるにも関わらず捨てられてしまう可能性のある商品を、お得な価格で販売しています。

ハヤシライス以外の食品も多く取り扱っており、購入により食品ロス対策や社会貢献にもつながります。お得にまとめ買いできるので、近所の方や友人とシェアするのも良いでしょう。

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くらだしマガジン編集部

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