知っておきたい!缶詰の魅力や正しい開け方・捨て方、アレンジレシピをご紹介

知っておきたい!缶詰の魅力や正しい開け方・捨て方、アレンジレシピをご紹介

缶詰を食べたことがないという人はいないのではないでしょうか。それぐらい、わたしたちにとって身近な「缶詰」。近頃では防災用非常食として、さらに多くの種類が製造されるようになり「こんなものまで?」と思うものもあります。

缶詰はバリエーションが豊富ですし、なによりも簡単で手間いらずです。非常食としてだけではなくキャンプ飯や、ちょっと高級なおつまみとしても人気があります。

本記事では缶詰のおいしい食べ方、缶の捨て方、アレンジレシピまでご紹介します。今回はそんな「缶詰の魅力」についてのお話です。

缶詰の魅力

缶詰の魅力

缶詰の魅力といえばなんといっても「手間がかからない」ことです。しかし、缶詰の魅力は簡単なだけではありません。

その種類の豊富さは特筆すべきでしょう。世界中には約1200種類、日本には約800種類もの缶詰の種類があるといわれています。

栄養が豊富で保存がきくことも魅力の1つ。また、缶詰は常温でおいしく食べられるため、災害などの非常事態の時はもちろんキャンプシーンなどにも人気があります。

フルーツから魚まで!豊富な種類

缶詰は魚だけではありません。スーパーマーケットの缶詰売り場を覗いてみてください。

魚の缶詰の他にもコーンやグリンピース、トマトなどの野菜や、あんこの缶詰も販売されています。ぜんざいが食べたくなったけど、小豆から炊くのでは時間がかかり手間がかかるものです。そんな時、あんこの缶詰があればお湯でのばしてすぐにおいしいぜんざいが作れますよ。

変わったところではチーズケーキや、たこ焼き、だし巻き卵などの缶詰もあるそうです。 缶詰をたくさん扱っているお店に行き、変わった缶詰を探してみるのも楽しそうですね。

缶詰は栄養たっぷり

缶詰には、栄養面でも見逃せないメリットがあります。例えば、焼き魚などでは硬くて食べられない骨の部分まで全部食べることができるため、カルシウムもしっかり摂取できます。これは、缶詰の製造方法に関係しています。

缶詰は、食品を詰めて密封した後加熱殺菌されます。 つまり、缶詰の中で真空状態になり、 圧力鍋で調理したような状態になります。 

骨の部分まで柔らかくほろほろになるので、子どもも食べやすくなります。可食部分が多くなるため、食品ロスが少ないのも缶詰のメリットです。

常温でもおいしく、長期保存も可能

缶詰は加熱調理済みで安全性の高い食品のため、缶を開ければすぐに食べられます。 

また、容器は密封されており、いるため水や空気、細菌は侵入できません。そのため長期保存が可能で、缶を開けてそのままおいしく食べることができます。

日本は災害大国であり、食料の備蓄が推奨されていますよね。 このように調理不要で食べれて長期保存のできる缶詰は、 備蓄食料としても魅力的です。

 

缶詰の開け方

缶詰の開け方

缶詰には2種類の封の仕方があります。1つは昔ながらの「巻締方式」、もう1つは「イージーオープンエンド方式」です。

巻締め方式で蓋がされている缶を開けるためには缶切りが必要です。イージーオープンエンド型は、蓋に指をひっかけて蓋をはがしとるためのリングがついています。「プルトップ型」とも呼ばれています。

プルトップ方式の缶詰が登場した当初、蓋を開けたあとのフチで指を切ってしまうことがよくありました。そのため、現在では蓋のフチを内側に丸めて折り曲げる加工が施され、子どもでも安全に蓋が開けられるように工夫されています。

缶切りがないときはスプーンで代用可能!

イージーオープン式が増えたとはいえ、まだまだ巻締めタイプの缶詰もたくさんありますよね。いざ缶詰を開けようとしたらプルトップタイプではなく、缶切りが必要なタイプだった!なんていうことはありませんか?

缶切りがないときにはスプーンで代用することもできます。開け方を覚えておくと、プルトップタイプの缶詰を開けるのに失敗してしまった時や、キャンプに行った先で「缶きりを忘れてきた!」という時にも役立ちますよ。

<スプーンを使った缶の開け方>

1. 蓋のフチにスプーンの先を当てます。
2. 細かく動かしてこすり続けるとだんだん削れていきます。
3. 小さな穴が開いたら、そこにスプーンの先をねじ込んで穴を広げます。

時間がかかりますし、根気はいりますが、覚えておくと慌てなくて済みますよ。

缶詰の正しい温め方

缶詰の正しい温め方

開けてすぐにおいしく食べられるのが缶詰の魅力ですが、せっかくならひと手間かけて温めて食べたいですよね。

ただし、温め方には注意が必要です。誤ったやり方で行うと予期せぬ怪我につながることもあります。

缶詰の正しい温め方は、2通りあります。缶詰の中身をいったん皿に出してからレンジで温める方法、または湯せんで温める方法です

湯せんにするときの注意点は、お湯を火にかけたままの状態で缶を入れないこと。お湯が沸いたら一旦火を止め、その中に蓋をしたままの缶詰を浸けます。缶詰の缶は熱伝導率がよいので、3分〜5分ほどで十分に温まりますよ。

お湯から取り出すときは、かなり熱くなっているので注意してください。トングやお玉などを使ってやけどをしないようにしましょう。

直火やレンジでの加熱はNG

缶詰を温めるとき、直に火にかけたり、レンジで温めたりなどは絶対にしないでください。缶の蓋を開けないで火にかけると、中身が膨張して大爆発することがあります。

特にキャンプなどの屋外では、つい直火にかけてしまいやすくなります。大けがの原因にもなり得るので注意しましょう。

レンジはマイクロ波で食材を温めています。金属をレンジに入れると、マイクロ波が金属に反射してレンジ庫内が高温になり、発火したり故障の原因になったりします。缶詰をレンジで温めるのは火事の原因になるため、絶対に避けてください。

缶詰の保存方法と賞味期限

缶詰の保存方法と賞味期限

缶詰は密封して空気を遮断した状態で加熱し、殺菌しているため賞味期限は2年~3年と長いものがほとんどです。

しかし、賞味期限は「適切な場所で適切に保管されていた状態」を想定して設定されています。保存方法が誤っていればおいしく食べられる期間は当然、短くなります。

直射日光の当たらないところ、湿気がなく、比較的温度の安定した戸棚などが適切です。

賞味期限が過ぎたものはいつまでなら食べれる?

缶詰は空気が入らないように密閉されているため、酸化しにくく、また雑菌が入らないため中の食品は長持ちします。ですから、賞味期限が過ぎていてもすぐに味に変化が起きたり、食べて体調に変化が起きることはまずありません

とはいえ、やはり「おいしく食べられる期限」であるため、その期間を過ぎると味や風味が落ちる可能性はあります。賞味期限を過ぎた缶詰を食べるときは、まず缶をそうっと開けてみましょう。

その際に中からガスが出てきたり、嫌なにおいがするときは口に入れない方が良いでしょう。

また缶の外側が錆びていたり、蓋の真ん中がへこんでいたりするものは食べないでください。缶に傷がつき、腐敗したり発酵したりしているかもしれません。

缶の捨て方

缶の捨て方

缶は「不燃ごみ」にあたるので、各自治体の指示に従って廃棄してください。

また缶詰にはアルミ缶のものとスチール缶のものとがありますが、どちらの缶も回収されてリサイクルされます。そのため、缶を捨てるときには中身を出し、よく洗いましょう。

膨らんだ缶はどう捨てる?

缶詰は長く保存がきくため、買いだめして後で食べようと思っているうちに時間がたってしまい、いつの間にか賞味期限は遥か彼方……ということがあります。

前項で述べたように、賞味期限が切れているからすぐに食べられなくなるわけではありませんが、缶が膨らんでいるときは何らかの原因で中に空気が入り込み、腐敗して発酵している可能性があります。

膨らんだ缶を処分するときは、そのまま捨てるのではなく中身を出しましょう。その際に、いきなり缶をあけると中で膨らんだガスと共に内容物が飛び出す危険があります。

缶詰をビニール袋で覆い、外からゆっくりと缶を開けてください。中身が飛び出してもビニール袋の中なら処理が簡単です。中身を全部出したら、缶をきれいに洗って処分しましょう。

簡単!缶詰を使ったアレンジレシピ

簡単!缶詰を使ったアレンジレシピ

缶詰はそれ自体で料理として完成しており、そのまま食べてもおいしいものですが、ひと手間加えてアレンジ料理を作るのにも便利です。缶詰を使ったアレンジレシピをご紹介しましょう。

アサリの炊き込みご飯

材料

  • 米        2合
  • アサリ水煮缶   1缶(130g)
  • ショウガ     1かけ
  • 酒        大さじ1杯
  • しょうゆ     大さじ2杯

レシピ

アサリ缶はアサリとアサリが浸かっている水とに分けます。この水はアサリを煮た出汁です。アサリのうまみがいっぱい詰まっていますから、捨てずにそのまま出汁として使用しましょう。

米を洗ったら炊飯器に入れ、アサリ、アサリの出汁、ショウガを千切りにしたもの、調味料を入れてから水を整え炊きます。炊きあがったら、千切りにして少し水にさらした針ショウガをトッピングして完成です。

お好みで、もみ海苔を散らしてもおいしいですよ。また、アサリはごはんが炊きあがったときに混ぜこむと身が小さくならず、アサリも楽しむことができます。

アサリの磯の香りが苦手という場合は、ツナ缶で作ってもおいしい炊き込みご飯ができますよ。

親子丼

材料(1人分)

  • 焼き鳥の缶詰  2個(75g×2)
  • 卵       2個
  • 水       100ml
  • しょうゆ    大さじ2分の1
  • 砂糖      小さじ2分の1

    レシピ

    分量の水、しょうゆ、砂糖を鍋に入れて火にかけます。ひと煮立ちしたら焼き鳥缶をすべて入れます。焼き鳥はすでに調理済みなので、温まればOK。そこに溶いた卵を回し入れ、蓋をします。卵がお好みの固さになったら、丼に盛ったごはんに乗せて完成です。お好みで三つ葉を乗せましょう。

    桃を使ったケーキ

    材料

    • スポンジケーキの台    1個
    • 桃缶           1個
    • 生クリーム        400㏄
    • 砂糖           大さじ2

    レシピ

    市販のスポンジケーキを上下に2等分しておきます。砂糖を加え、ホイップした生クリームをスポンジケーキの間に塗ります。そこへ1cm角に切っておいた桃を散らします。スポンジケージの周りにも生クリームを塗り、上にも桃を散らします。

    桃の代わりにみかんの缶詰で作ってもいいですね。ミントの葉やグリーンキウイなどを輪切りにして飾るときれいですよ。

    Kuradashiで気になる缶詰を!

    缶詰は保存期間が長く、簡単に食べられる便利なアイテムです。 Kuradashiは、まだ十分な賞味期限が残っているにもかかわらず、廃棄されてしまう可能性のある商品をお得な価格で販売するサービスです。

    いつものスーパーで見かけるものから、ちょっと贅沢な食材の缶詰や変わり種までたくさん取り揃えています。持ち運びに楽だとはいえ、たくさん一度に購入すると重い缶詰も、ネットなら家まで配送してもらえますよ!ぜひこの機会に、Kuradashiで気になる缶詰をまとめてお買い求めください。

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