【クラチャレレポート】第49回 愛媛県伊予市 2024年9月26日〜10月1日

【クラチャレレポート】第49回 愛媛県伊予市 2024年9月26日〜10月1日

クラダシチャレンジとは

社会貢献型インターンシップ「クラダシチャレンジ(通称 クラチャレ)」は、人口減少・少子高齢化により人手不足に悩む地域・農家さんのもとへ、地方創生やフードロス問題に興味がある学生やクラダシスタッフを派遣するプログラム。一次産品の収穫をはじめとした農業体験により、フードロス削減を目指します。参加者は、現地での農作業や現地の方との意見交換を通して、地域の現状や課題など座学では得られないたくさんの学びを得られます。


詳しくはこちら 

概要

第49回 社会貢献型インターンシップ「クラダシチャレンジ」in 愛媛県伊予市
開催期間:2024年9月26日〜10月1日
参加人数:学生4名

開催の背景

2024年5月に伊予市、愛媛銀行、クラダシの3者が「伊予市におけるSDGsの推進に係る食品ロス削減および特産品のPRに向けた連携協定」を締結いたしました。


【活動内容】作業の詳細

伊予市の中山では中山栗の収穫、選別、販売、カット作業の体験をしました。その中で食料が消費者のもとに届くまでに沢山の人が関わっていることを学び、人手を増やすためにも、若者の農業のイメージを変える必要があると感じました。加えて機会損失が起きている事実を知り、人手不足による農地縮小、収穫量の不足、この深刻さを実感しました。

 

 

【活動内容】意見交換会

5日間の活動・意見交換会を通じて、伊予市には観光資源や農産物が豊富にあることを感じました。ただ、その魅力が十分に伝わっていないことを学びました。
SNSを利用することで、伊予市の魅力を効率の良くPRでき、関係人口から感動人口に昇華できるのではないかという仮説を立てました。

 

【活動内容】施策提案の詳細

伊予市の関係人口を創出するための政策立案を行いました。市役所の皆さんとの意見交換会を通じて、情報発信の仕方と観光地間の移動の困難さに課題があると感じました。そこでSNSの運用方法改善案と新たな移動手段の提案をしました。SNSの運用方法に関しては、発信したいカテゴリー別にアカウントを作成しユーザーに訴求ポイントを明確に示すことや地元の人や観光客を巻き込むことを目的に、ハッシュタグ等を用いて地域の魅力をSNSに投稿するキャンペーンの実施を提案しました。

 また、後者の移動手段の拡充に関しては新たにバイクシェアリング・レンタサイクルを設置し、観光地間の移動をしやすくさせることを提案しました。

参加者の声

 今回クラチャレに参加した経緯は、もともと「フードロス」や「食育」など、食に関する問題への関心が高く、将来的にはそうした課題解決に尽力できるような仕事をしたい、そのためには農業体験を通して、一次産業の抱える問題を肌で感じる必要があると思い、参加しました。

実際に現場で体験してみると、想像以上に過酷で、農家さんの凄さを実感するとともに、人手不足と高齢化が進むなかこの作業を続けることは非常に大変だと思いました。虫食いのある栗や、腐りのある栗は捨てずに、食べれるよう手を加えたり、別の業者に依頼して取り除いてもらうなど、フードロス削減に取り組んでいるということは新たな発見でした。ですが同時に、そうした工程は全て手作業となるので、第三セクターでマンパワーのあるプロシーズさんだからこそ可能であり、そうでない農家さんにとっては難しいのではないかと、考えさせられることが多くありました。

もう一つ、プロシーズさんのお手伝いをしていて「人の魅力」を感じました。皆さんパワフルで優しい方だったので、過酷な作業の中でも元気をもらえて楽しかったです。伊予市は、高齢化が進んでいる一方で、年齢を感じさせない活力のあるステキな人たちであふれているのだなと思いました。

【大学3年 大森さん】

今回初めて第一次産業に携わり、深刻化する人口減少問題に大きな影響を受けている事を知りました。元々愛媛県に対しては、蜜柑という印象しか持っていなく、栗という食物が有名であることを認識していませんでした。しかし、実際に体験させてもらう中で、愛媛県内だけでなく様々な愛媛県外からの注文もあるなど、とてつもない需要があることを知りました。この需要がどれほど持続するのかは分かりませんが、需要を満たすためにも供給者の担い手が、栗の他にも第一次産業は必要とされるのではないのかと感じました。

実際に働いてみて、農業の大変さを肌で感じました。しかし、大変な一面がある中でも、働いている方々の温かい雰囲気に支えられ、楽しく作業をすることが出来ました。

自分は将来、第一次産業に携わる仕事をするのか分かりませんが、今回の機会で学んだことをこれからの生活に活かしたいと思います。

【大学3年 後藤さん】

 

活動レポート詳細

この記事でご紹介したクラチャレをもっと詳しく知りたい方はこちらより詳細な活動レポートをご覧いただけます。

クラチャレ&クラチャレふるさとだより

 

Kuradashiでは、クラチャレをきっかけとする商品「クラチャレふるさとだより」を販売しています。日本全国の地域経済の活性化や特産品の魅力発信を実現したい。「クラチャレふるさとだより」は、そんな思いで生まれた商品です。

商品の収穫・梱包をおこなうのは、社会貢献型インターンシップ「クラダシチャレンジ」の参加学生たち。 地方創生を志し、強い思いでクラダシチャレンジに参加するメンバーです。

「クラチャレふるさとだより」の購入によるクラダシ基金への支援が、また次のクラダシチャレンジにつながります。

 

詳しくはこちら

 

くらだしマガジン編集部

くらだしマガジン編集部

くらだしマガジン編集部です。読む人みんなが知って、選んで、試せて、語れる。そして明日をつくるための日々の暮らしの情報をお届けします。

Related