調味料の種類一覧!さしすせその意味や常備したいもの、珍しいものも

調味料の種類一覧!さしすせその意味や常備したいもの、珍しいものも

料理の味を整えたり、食材を柔らかくしたり、調味料は美味しい家庭料理を作るには欠かせないアイテムです。本記事では、和食の基本ともいえる料理の「さしすせそ」や、ご家庭で常備しておきたいおすすめの調味料について詳しく解説します。

人気の調味料をお得に取り寄せられるサービスも紹介するので、便利な調味料や珍しい調味料を探している方はぜひ参考にしてください。

日本の調味料といえば「さしすせそ」

醤油

和食の基本は「料理のさしすせそ」であり、「さしすせそ」とは和食を作る際の調味料を入れる順番を表します。まずは「さしすせそ」がそれぞれどの調味料を指すのか、また調味料ごとの特徴を詳しく解説します。

砂糖

「さしすせそ」の「さ」にあたる調味料、砂糖の役割は以下のとおりです。

  • 料理に甘み・香りをつける
  • 食材を柔らかくする
  • 料理の旨味・コクを引き立てる
  • 食材の臭みを消す

料理の最初に砂糖を入れるのには、砂糖の分子の大きさが深く関係しています。分子が大きい砂糖は食材に浸透するまで時間がかかるため、煮物などを作る際には最初に入れて味をしみこませましょう。

また砂糖のほかにも、甘みのある調味料の代表格としてみりんが挙げられますが、実は砂糖とみりんでは甘さの質が大きく異なります

直接的な甘みをもつ砂糖に対して、みりんの甘みは上品でマイルドです。「料理をまろやかに仕上げたい」「照りをつけたい」というときは、柔らかな甘みがあるみりんを使いましょう。

「さしすせそ」の「し」にあたる調味料、塩の役割は以下のとおりです。

  • 料理に塩味をつけ、味を引き締める
  • 料理の酸味を和らげる
  • 食材を柔らかくする
  • 食材のぬめりやアク、水分を取る
  • 食材の殺菌・防腐・臭み消し効果

塩は食材の水分を抜くはたらきがあるため、砂糖の前に塩を入れると食材から水分が抜けて硬くなり、食材本来の美味しさが損なわれてしまいます。それを防ぐために、和食作りでは2番目に塩を入れるのが基本です。

「さしすせそ」の「す」にあたる調味料、酢の役割は以下のとおりです。

  • 料理に酸味・風味をつける
  • 料理の塩味をまろやかにする
  • タンパク質を固める
  • 食材の変色防止・漂白効果

塩の後に酢を入れることで料理の塩味を和らげ、食材にほどよい酸味・風味をつけられます。また、酢は調理の最初の段階で入れると、ほかの調味料の味が食材に浸透するのを妨げてしまうことがあるため、調理の途中段階で入れるのが良いとされています。

ただし、酸味を活かしたい料理の場合はそのような順番にこだわらず、火を止める直前に酢を加えると良いでしょう。

穀物酢や米酢など酢にはたくさんの種類がありますが、最近では漬け込むだけでピクルスやマリネなどを作れるかんたん酢や、りんご酢などの調味酢も高い人気を集めています

醤油

「さしすせそ」の「せ」にあたる調味料、醤油の役割は以下のとおりです。

  • 料理の色付け・香り付け
  • 料理に塩味や旨味、深みを加える
  • 食材の臭み取り
  • 食材の保存性を高める

調理の後半に醤油を入れる理由は、醤油は加熱し過ぎると風味が弱くなるからです。料理の仕上げの直前に醤油を使うことで、醤油ならではの芳醇な香りをうまく料理にうつせます。

またひとくちに醤油といっても、醤油は地域やメーカーによって風味が大きく異なります。同じ分量でも、醤油の種類によって塩味や風味が全く異なることも珍しくありません。

料理を美味しく仕上げるためにも、使い慣れていない醤油を使う際はこまめに味見をしながら調理するよう心がけましょう。

味噌

「さしすせそ」の「そ」にあたる調味料、味噌の役割は以下のとおりです。

  • 料理に塩味や旨味、香りをつける
  • 食材の臭みを取る
  • 料理にコクを出す
  • 料理の味付けをまろやかにする
  • 食材の保存性を高める

味噌は加熱すればするほど香りや風味が落ちてしまうので、最後に入れましょう。そうすることで、味噌の風味を損なわずに料理を美味しく仕上げられます。

味噌汁をはじめ、味噌を料理に使う際は必ず火を弱める、もしくは止めてから味噌を入れるようにしましょう

常備したいその他調味料

マヨネーズ

上記で紹介した「さしすせそ」は、和食作りの基本の要素です。さらに料理のレパートリーを広げたいと考える方は、さしすせそ以外の調味料もいくつか常備しておくと良いでしょう。

ここでは「さしすせそ」以外の、便利な調味料をいくつかご紹介します。

酒・みりん

酒とみりんは和食だけでなく、中華や洋食などを作る際にも活躍します。酒とみりんの役割については以下のとおりです。

【酒の役割】

  • 料理に旨味、香りをつける
  • 味の浸透を良くする
  • 料理にコクを出す
  • 食材の臭み取り

【みりんの役割】

  • 料理に旨味、甘みをつける
  • 料理にコクを出す
  • 料理に照りやツヤを出す
  • 食材の臭み取り

酒とみりんを入れるタイミングは調理の一番最初、砂糖よりも早い段階で入れるようにしましょう。そうすることで食材の臭みを取り、味の浸透を促進させる効果が期待できます。

だし

白だしやあごだしなど、料理を美味しく仕上げるだしの種類は多岐に渡ります。和洋中、それぞれの料理で使うだしをジャンル別に揃えておくと、料理のレパートリーがぐっと広がるでしょう。

【和食でおすすめのだし】

  • 白だし
  • あごだし
  • かつおだし
  • 昆布だし
  • 椎茸だし

【中華でおすすめのだし】

  • 鶏がらだし
  • 魚介だし
  • 牛肉だし
  • えびだし

【洋食でおすすめのだし】

  • コンソメ
  • ブイヨン

ソース類

ソースは玉ねぎやトマトなどの野菜類をはじめ、りんごや唐辛子、数種類のスパイスなど、たくさんの食材の旨味を濃縮して作られます。美味しい家庭料理を作るために、ぜひ揃えておきたい調味料のひとつです。

ここでは代表的な3つのソースについて、それぞれの特徴を紹介します。

  • ウスターソース

料理にコクと風味を加える役割があります。特にナポリタンや焼きそばなど、麺類と相性が良い調味料です。

  • 中濃ソース

まろやかでスパイシーな味わいが特徴的です。ハンバーグやカレー、生姜焼きなどの料理によく合います。

  • オイスターソース

牡蠣の旨味とコクをふんだんに感じられるオイスターソースは、中華料理と相性が抜群です。炒飯をはじめ、野菜炒めなどに使っても美味しく仕上がります。

マヨネーズ・ドレッシング

サラダに使うイメージが強いマヨネーズとドレッシングですが、実はこの2つは料理の味付けにも一役買ってくれる万能調味料です。

例えば、マヨネーズは炒め油の代わりに使うことで、料理の味がコク深く仕上がります。また卵料理とも相性が良く、オムレツを柔らかく仕上げるためにマヨネーズは役立ちます。

ドレッシングも唐揚げの下味やポテトサラダの味付けに使えば、料理をより本格的な味わいに整えられるでしょう。

油類

油類は食材を炒めるだけでなく、料理の味付けにも活躍してくれる優秀な調味料です。サラダ油以外にも、オリーブオイルや米油、えごま油、ごま油、ラー油など、数種類の油をもっておくと料理のレパートリーが広がります。

このほかにもココナッツオイルやグレープシードオイルなど、お菓子作りやドレッシング作りなどにも使えるオイルを用意しておくと便利です。

スパイス

料理を作るうえで、スパイスの代表的な役割は以下のとおりです。

  • 香り付け
  • 色付け
  • 辛味付け

使いやすいスパイスを数種類用意しておけば、誰でも簡単に料理の味をワンランクアップさせられます。まずはブラックペッパーやカレー粉など、使用頻度が高そうなスパイスから用意してみましょう。

このほかにも、クミン・ターメリック・コリアンダー・レッドペッパーの4種のスパイスは、基本のスパイスとも呼ばれる王道のスパイスです。スーパーやネットでも手軽に購入できるので、気になる方はぜひ一度試してみてください。

その他あると便利な調味料

上記でご紹介した調味料以外にも以下のような調味料を揃えておくと、料理の幅がさらに広がります。

  • 豆板醤
  • ポン酢
  • 塩麹
  • ケチャップ
  • レモン汁

また生姜やにんにく、わさびなど、チューブタイプの薬味も数種類用意しておくと、お肉や魚料理の下味をつける際や、お手製のドレッシングを作る際などに便利です。

料理を手早く効率的に作りたい方は焼肉のたれを1本用意しておけば、野菜炒めや肉じゃがなどにも活用できます。

おすすめの珍しい調味料

珍しい調味料

こちらでは、おすすめの珍しい調味料を4つピックアップしてみました。どれもあると便利な調味料ばかりなので、ぜひ参考にしてください。

  • ダシダ

牛肉風味の粉末調味料のことで、日本でいう「だしの素」のような調味料です。チゲ鍋やチヂミ、ビビンバなど、ダシダがあれば料理初心者でも手軽に本格的な韓国料理を作れます。

  • ワインビネガー

ブドウから作られる果実酢のことで、フルーティーな香りと味わいが特徴的です。肉料理の下味や煮込み料理の隠し味のほか、サラダのドレッシングやピクルス液など、幅広い料理に活用できます。

  • まぜそばのタレ

ご家庭ではあまり作る機会がないまぜそばも、専用のタレがあれば自宅にいながら気軽に奥深い味わいの本格派まぜそばを楽しむことができます。お好みの麺や具をタレと和えて、お店顔負けのまぜそばを作りましょう。

  • 豆乳マヨネーズ

卵の代わりに大豆を使って作る豆乳マヨネーズは、クリームチーズのようなコク深い味わいが特徴的です。一般的なマヨネーズよりも低カロリーでさっぱりとしているので、卵アレルギーの方やダイエット中の方におすすめの調味料といえます。

調味料をお得に買う方法

今回紹介したように王道のものから珍しいものまで、調味料の種類は多岐に渡り、その特徴もさまざまです。

あまり使ったことがなかった調味料も買ってみたら思いのほか使い勝手が良く、家の定番調味料となることもあるかもしれません。

「普段あまりスーパーに行く時間が取れない」「近くのお店に気になる調味料が置いていない」という方は、調味料を通販で手軽に購入してみるのがおすすめです。

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Kuradashiを利用すれば、人気の調味料をお得に購入できるだけでなく、食品ロス対策をはじめとした社会貢献にもつながります。

今回の記事でも触れた人気の調味料りんご酢や、珍しい調味料でご紹介したダシダやワインビネガーなど、Kuradashiではレパートリー豊かな人気の調味料を多数取り揃えています。

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くらだしマガジン編集部

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