ワイン初心者必見!種類や有名な産地、度数、おすすめの選び方を紹介

ワイン初心者必見!種類や有名な産地、度数、おすすめの選び方を紹介

ワインは料理と合わせやすく、また多彩な味わいや香り、深い歴史などから、多くの人々に愛されています。しかし、初めてワインを飲む場合は「種類が多くて選び方が分からない」「高価なワインが多くて手が出せない」と悩む方もいることでしょう。

本記事では、ワイン初心者を対象にワインの種類や産地、アルコール度数、選び方、さらにおいしいワインをお得に購入する方法などを紹介します。

ワインの種類

ワインの種類

ワインの種類は主に、赤ワイン・白ワイン・ロゼワイン・スパークリングワインの4つに分けられます。それぞれの特徴を見てみましょう。

赤ワイン

赤ワインの主原料は黒ブドウで、果汁だけでなく果皮や種もすべて一緒に発酵させます。果皮や種には多くのタンニンが含まれており、発酵・熟成の過程で独特の風味や渋みが生じます。

赤ワインの飲み頃の温度は、飲み口の濃厚さを表す「ボディ」によって判断しましょう。軽い口当たりであるライトボディはやや低め(10~12℃)、柔らかい口当たりで少し重めのミディアムボディはやや高め(13~16℃)、重厚な口当たりのフルボディは高め(16~18℃)が適しています。

赤ワインのタンニンは肉やトマトの酸味と相性が良く、ハンバーグ・ステーキ・唐揚げなどの肉料理、トマトベースのパスタ・ピザや、ビーフシチューなどの濃厚な料理によく合います。

白ワイン

白ワインは主に白ブドウを使用し、ブドウの果皮や種は使わず果汁だけを発酵させたものです。赤ワインに比べると渋みが少なく、爽やかでフルーティな味を楽しめます。色も薄く透明感があり「しっかりした風味」とか「スッキリした味わい」といった表現が用いられます。

甘口の白ワインは低い温度で飲むほど爽やかな甘みを感じられるため、5~8℃が適温とされており、辛口の白ワインは7~14℃が適温です。

一般的に白ワインはシーフードや野菜、鶏肉・豚肉などの白身肉と相性が良く、和食や中華料理に合います。おでんや肉じゃが、豚の生姜焼き、焼餃子、バンバンジー、エビマヨなどと合わせて楽しめます。

ロゼワイン

ロゼとはフランス語で「バラ色(ピンク色)」を意味する言葉で、その名のとおり赤ワインと白ワインの中間に位置するピンク色が特徴です。主原料は黒ブドウで、製造方法によって色合いが変わります。赤ワインより渋みが少なく、味わいはフルーティです。

ロゼワインを飲む際の適温は7~14℃で、そのなかでも辛口の場合は高め、甘口の場合は低めの温度が良いとされています。

フルーティで爽やかなロゼワインは口当たりが軽く、トマトソース・しょうゆで味をつけたものや、シーフードなどとよく合います。またロゼワインの色合いに合わせて、ベーコンやエビなどのピンク色の食材を使った料理と合わせるのもおすすめです。

スパークリングワイン

スパークリングワインは発酵性ワインの一種です。密閉容器の中で発酵させて二酸化炭素を閉じ込めるといった方法で、ワインに炭酸ガスを含ませます。原材料は主に白ブドウが使われますが、赤ワインやロゼワインを使ったスパークリングワインもあります。

スパークリングワインはよく冷やすことで美味しさがさらに際立ち、飲み頃の温度は5~8℃です。

炭酸ガスの刺激と爽やかな酸味が特徴のスパークリングワインは、食前酒としても人気です。淡白なものから濃厚な料理まで多彩な料理に合わせられ、ちらし寿司や天ぷら、シューマイ、春巻き、ポテトフライなどとも相性が良いといえます。

ワインの品種

ワインの品種

ワインの代表的な品種を紹介します。品種によって味わいや風味が異なるワインの中から、自分の好みに合うものを選びましょう。

赤ワインの品種

赤ワインには多くの品種がありますが、代表的なのはカベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、ピノ・ノワールなどです。

カベルネ・ソーヴィニヨンは果皮や種に多くのタンニンを含み、非常に濃厚で力強く、渋みと酸味のバランスが楽しめます。メルローは深みのある色合いと柔らかくフルーティな味わいが特徴的で、プラムやブルーベリーのような風味があり、口当たりの良いワインに仕上がります。

ピノ・ノワールは淡い色合いでボディが軽く、香りや風味も繊細です。ストロベリーやラズベリーのような香りがあり、ほどよい酸味と控えめな渋みのバランスが良く、軽やかな口当たりが特徴です。

ほかにも、キャンディのような甘い香りがするマスカット・ベーリーA、渋みを十分に感じられるシラー、コクのある味わいのカルメネールなどの品種があります。

白ワインの品種

白ワインにもさまざまな品種があります。代表的なものをいくつか挙げてみましょう。シャルドネは白ワインのなかでも非常に人気のある品種のひとつで、フルーティな香りやバターのような風味が特徴です。酸味が少なく、口当たりは濃厚でクリーミーです。

ソーヴィニヨン・ブランはハーブや若草のような爽やかな香りがあり、グレープフルーツやライムなどの柑橘系の香りも感じられます。比較的酸味が強く、スッキリとした辛口のワインに仕上がります。

リースリングは甘口から辛口まで幅広いタイプがあり、花やハチミツのような上品で甘い香りが感じられるワインです。果実味が豊かで酸味とのバランスが良く、爽やかでフルーティな味わいを楽しめます。

ピノ・グリージョはフレッシュで爽やかな酸味があり、柑橘系の香りが広がりつつ洋梨のようなフルーティな味わいもあります。ミネラル感も感じられ、フルーツの風味が豊かな辛口のワインです。

ワインの有名な産地

ワインの有名な産地

ワインは世界中で作られており、フランスやイタリアなど古い歴史のある「旧世界」のワイン産地と、アメリカやチリなどの比較的新しい産地である「新世界」があります。

フランスのボルドー地方は、カベルネ・ソーヴィニヨンやメルロー種を使用して、上品で高品質なワインを生産している地域です。ブルゴーニュ地方では、ピノ・ノワール種の赤ワインやシャルドネ種の白ワインが主流で、独特の風味や香りを持った高品質なワインが醸造されています。

イタリアではトスカーナやピエモンテなどの地方が代表的です。トスカーナでは主にサンジョヴェーゼ種を使用した、キャンティやブルネッロ・ディ・モンタルチーノなど、深い味わいの赤ワインが作られています。ピエモンテでは高品質な赤ワインであるバローロや、優しい味わいが特徴のバルバレスコがネッビオーロ種を使って生産されています。

スペインのエブロ川流域に位置するリオハ地方で作られるワインは、テンプラニーリョ種を使って上品で豊かな味わいの赤ワインが主流です。ドイツのモーゼル地方では、リースリング種を使用してフルーティーで芳醇な香りが楽しめる白ワインが生産されています。

アメリカの有名なワイン産地はカリフォルニア州で、カベルネ・ソーヴィニヨンやシャルドネ種を使用して、フルーティーでコクのあるワインが醸造されています。

チリのアコンカグアヴァレーとセントラルヴァレーも有名で、主にカベルネ・ソーヴィニヨン、シラー、カルメネールなどの品種を使っており、コストパフォーマンスの高い赤ワインが人気です。

ワインのアルコール度数

ワインのアルコール度数

ワインのアルコール度数はブドウの糖分が酵母によって発酵し、アルコールに変化した量で決まります。基本的にワインのアルコール度数は12%が目安とされていますが、醸造過程や気候、土壌条件の影響によって変動します。

アルコール度数の高いワインはフルボディで濃厚な味わいがあり、風味が強く口当たりが濃厚です。一方、低アルコールワインの特徴は軽やかな味わい、フルーティーでさわやかな口当たり、また糖度が高くて甘みがあることなどが挙げられます。

ワインは口当たりが良く飲みやすいことから、ついつい飲みすぎてしまう傾向があります。しかし、ビールや缶酎ハイなどと比べるとアルコール度数が高いため、飲み過ぎには注意しましょう。

初心者におすすめのワインの選び方

ワインの選び方

ワイン初心者がワインを選ぶときには、味わい、産地、価格などがポイントになります。

初めてのワイン選びでは、酸味や渋味が控えめで比較的甘口のワインを選ぶことをおすすめします。フルーティーな味わいのワインは甘みを感じやすく度数が低いものもあり、初心者でも飲みやすいでしょう。

ワインの味わいや香りは、産地によって大きく変わります。ボルドー地方のワインや、代表的な品種であるカベルネ・ソーヴィニヨン、メルローなどから始めることで、それらの特徴を理解しやすくなるでしょう。

価格も重要なポイントですが、安い価格帯でも美味しいワインがたくさんあります。2,000円以下の手頃な価格帯から始めて、品種や産地を広げながら、自分に合ったワインを見つけてください。お得なセットを購入して友人たちと飲み比べてみるのも良いでしょう。

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この記事では、ワインには赤・白・ロゼのような種類があること、ワインの品種や産地によって味わいや風味、香りが変わってくることなどを解説しました。

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くらだしマガジン編集部

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