おいしいのに厄介者?!北海道で大量発生中の「大ズワイガニ」でフードロス削減

おいしいのに厄介者?!北海道で大量発生中の「大ズワイガニ」でフードロス削減

みなさん、「大ズワイガニ」ってご存じですか?いま大ズワイガニが北海道南西部の噴火湾(内浦湾)で大量発生しているそうなんです。

この大ズワイガニ、大量に獲れるけれど値段がつかず販売先がない・漁網を食い破る…ということで、漁業関係者を悩ませているいわば「厄介者」。でも、食べればとてもおいしいんです。Kuradashiでは、そんな大ズワイガニをフードロスにしないため商品として販売中!

いま北海道の海で起きていることや漁業関係者さんのお困りごとを知って、フードロス削減してみませんか?

大ズワイガニが大量発生しているエリア

現在、大ズワイガニが大量発生しているのは北海道南西部の噴火湾(内浦湾)を含む太平洋沖。今回の大量発生は2022年秋ごろから起きていますが、実は1980年代にも同様の大量発生が起こっています。大量発生の原因は赤潮や水温の高さだと言われていますが、詳しいことはわかっていません。

食べればおいしいのに…大ズワイガニが「厄介者」になってしまう理由

なぜ漁業関係者は大ズワイガニの大量発生に頭を悩ませているのか。その理由はいくつかあります。

1つめは、大量に網にかかってしまい、本来獲りたい水産物が獲れなくなってしまうこと。カレイや毛ガニを獲りたいのに、大ズワイガニばかりが網にかかってしまうというのです。漁場を変えるなど工夫していますが、根本的な対策にはならないといいます。

2つめは、大ズワイガニが漁網を食い破ってしまうこと。狙っていないのに網にかかるばかりか、漁に欠かせない網までダメにしてしまうのです。漁網の買い替えや修繕にかかる費用や大ズワイガニを網から外す手間が漁業関係者を悩ませています。

3つめは、大ズワイガニの取引価格が低く、販路も少ないこと。大量に獲れるなら販売すれば利益になりそう…と思われるかもしれませんが、実は大ズワイガニは通常のズワイガニより小ぶりな200gほどで、取引価格も1kgあたり200円以下と決して高いとはいえません。

こうした背景から、大ズワイガニが漁業関係者を悩ませているんです。一方で、味はおいしいのだとか。小ぶりなサイズだからこそ用途は幅広く、そのまま食べても、味噌汁に入れても楽しめます。

Kuradashiで販売中の大ズワイガニ

そんな大ズワイガニですが、せっかくおいしく食べられるのに販路がないために廃棄されてしまってはもったいない!ということで、Kuradashiでも販売しています。

5,500円(税込)で12~15杯のセットなので、1杯あたり370~460円ほど。ボイル済みなので、解凍後そのままお召し上がりいただけます。年末年始のごちそうにもおすすめなので、ぜひチェックしてみてくださいね。

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くらだしマガジン編集部

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