「サラダが大好きでついついレタスをたくさん買い込んでしまった……」
「レタスを日持ちさせたいけど、すぐシナシナになってしまう……」
このように悩まれている方もいるのではないでしょうか。
新鮮なレタスはみずみずしくてサラダの主役になり、炒め物や巻物にも使える万能な野菜です。
ついレタスをたくさん買い込んでしまったときに、鮮度を保つ保存方法を知っておけば役に立ちます。
そこでこの記事では、レタスのシャキシャキ感やみずみずしさを損なわずに、美味しく長持ちさせる保存方法とおさえておきたいポイントを紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
くらだしマガジンは「みんなと一緒に、明日をつくる」をコンセプトに誕生したWEBメディアです。
「何かを変えたいけれど、何から挑戦すればいいか分からない」
「未来を変えるなんて、ひとりの力では難しいと思う」
だからこそ、くらだしマガジンを通じて「みんな」と一緒に明日をつくってほしい。コンセプトにはそんな願いを込めています。
読む人みんなが知って、選んで、試せて、語れるWEBマガジンを目指して、クラダシならではの目線で、明日をつくるための日々の暮らしの情報をお届けします。
▼くらだしマガジン
https://magazine.kuradashi.jp/
▼本記事のURL
https://kuradashi.jp/blogs/kuradashi-magazine/a028
レタスを鮮度を長く保つ保存のポイント
レタスは繊細な葉物野菜なので、保存方法を誤ると「あれ?この前に買ったばかりなのにもうシナシナしている……」ということになりかねません。
レタスを新鮮なまま長持ちさせる保存のポイントをおさえて、最後まで美味しく食べられるようにしましょう。
- 玉のままで購入する
- 乾燥に注意する
- 使用するときは外側の葉からはがす
玉のままで購入する
スーパーでは、レタスを半分や1/4に切り分けて販売している場合がありますが、玉のレタスを選んで購入しましょう。というのも、切り分けられたレタスは切り口の部分から空気に触れて、水分が蒸発してシナシナになったり、変色したりするからです。
玉のまま購入しても上手な保存方法を知っておけば、無駄なく使い切れるので問題ありません。
乾燥に注意する
レタスはみずみずしさを損なうと美味しく食べられないため、乾燥には特に注意しましょう。
特に購入してきたレタスは、そのまま冷蔵庫に入れると水分が蒸発してしまいます。
レタスを冷蔵庫に入れるときは、ラップで包む、またはポリ袋に入れて直接空気が触れないようにして乾燥を防ぐことが大切です。
使用するときは外側の葉からはがす
レタスは葉が何重にも重なり合っているため、使用するときは外側にある葉をはがすようにしてください。
丸ごと購入したレタスでも、使うときに包丁で切ってしまうと、金属と反応して酸化が進んでしまいます。切り口部分からの劣化を早めかねません。
レタスの場合は切り分けるのではなく、必要な枚数を包丁を使わずに手ではがして使うことが長持ちさせるポイントです。
1玉丸ごとレタスを冷蔵保存する方法
カットされていないレタスを1玉丸ごとの状態で冷蔵保存すれば、7〜10日程度は日持ちさせられます。
乾燥に十分に注意して、鮮度を保てるように保存しましょう。
レタスを乾燥から防ぐ保存方法は、以下3つの方法から、やりやすいやり方を実践してみてください。
- ラップを十字にして包む
- つまようじを刺す
- 小麦粉をまぶす
ラップを十字にして包むレタスの保存方法
レタス全体をきれいに覆うようにラップをかけて保存する方法で、冷蔵保存して2〜3日くらい日持ちします。
ラップで巻くだけの手軽な作業で日持ちするので、すぐに使い切れるときにはおすすめの保存方法です。
実際の手順は、以下の4ステップです。
- 長く広げたラップの上に、芯を下にしたレタスを置く
- 縦方向にラップを巻きつける
- 巻けていない横の部分を覆うように、横方向にもラップを巻きつける
- 芯を下にして冷蔵庫で保存する
ラップをレタスに十字の形にして巻きつけることで、球体のレタスをきれいに包めます。
芯につまようじを刺すレタスの保存方法
レタスのメジャーな保存方法として、芯につまようじを刺す方法があります。
レタスの芯の部分には成長点という細胞があります。そこにつまようじを刺して傷つけることによって、レタスが劣化していくスピードを遅められます。
ラップで十字に巻くだけよりも保存期間が延びて、冷蔵保存で約1週間ほど日持ちします。
- レタスの芯の大きさに合わせて、つまようじを3~4本くらい刺す
- レタス全体にラップを巻きつける、またはキッチンペーパーで包む
- 保存用のポリ袋に入れて冷蔵庫で保存する
つまようじを刺すときは、指で押し込んで硬いと感じたらスプーンを使って押し込み、怪我をしないように注意してください。
一方、つまようじの刺しすぎは成長点を傷つけすぎてしまうので、多くても4本までにとどめておきましょう。
芯に小麦粉をまぶすレタスの保存方法
レタスの芯にある成長点を小麦粉を使ってつぶす方法もおすすめです。日持ちする期間は、冷蔵保存で約1週間になります。
- レタスの芯を2~3㎜くらい包丁で切り落とす
- 芯の部分に小麦粉をつける
- レタス全体をラップで包む、またはキッチンペーパーで包む
- 保存用のポリ袋に入れて冷蔵保存する
芯から出てくる水分に小麦粉が吸着してフタをする効果があります。
使いかけレタスの冷蔵保存方法
使いかけのレタスは、鮮度管理が難しいと感じているのではないでしょうか。
使いかけのレタスは、丸ごとの状態よりも水分を失いやすい状態です。そこで乾燥をしっかりと防げれば、鮮度を保ったまま美味しく食べ切れます。
以降で、切り分けたレタスの保存方法を確認しておきましょう。
½や¼にカットされたレタスの冷蔵保存方法
レタスをカットして使った後は、とにかく乾燥させないように気をつけることが重要です。
カットしたレタスの冷蔵保存方法は、以下の手順を参考にしてください。
- キッチンペーパーを水で濡らしてカットした断面を軸に全体を包む
- レタス全体にすきまなくラップを巻く
- 冷蔵庫で保存する
水分が蒸発しやすい断面に、濡らしたキッチンペーパーをかぶせて、さらにラップで覆うことで乾燥を防げます。
2〜3日ほど経過すると、切った断面が変色してくるので、早めの消費をおすすめします。
ちぎったレタスの冷蔵保存方法
レタスは、家庭の料理でよくちぎって使われるシーンも多いです。
食べやすいサイズにちぎったレタスも、冷蔵庫で上手に保存すればシャキシャキのサラダが食べられます。
- レタスを流水で洗う
- 食べやすいサイズに手でちぎる
- フタつきの保存容器に水で濡らしたキッチンペーパーを敷く
- 保存容器にちぎったレタスを入れる
- 水で濡らしたもう一枚のキッチンペーパーを上からかぶせる
- フタをして冷蔵庫の野菜室に入れて保存する
濡れたキッチンペーパーでサンドイッチの状態にすることで、ちぎった断面から水分が失われにくくなります。
ちぎったレタスは鮮度が落ちやすい状態なので、その日のうちに食べ切ってください。
また、もし家にキッチンペーパーがないなら、下記の方法もおすすめです。
レタスを洗って食べやすい大きさに手でちぎる
フタつきの保存容器に入れて、レタスが浸るくらいの水を入れて冷蔵庫に入れる
水を毎日交換して、3〜4日くらいは日持ちさせられます。ただし、栄養分が水に流れ出てしまうので、できれば当日中に消費しましょう。
レタスの冷凍保存方法
レタスをもう少し長く日持ちさせたいなら、冷凍保存がおすすめです。目安として、1か月程度は日持ちします。
解凍後にシャキシャキ感は損なわれるため、サラダのように生の状態での使用には向きません。しかし、そのままパスタや炒めもの、スープなどの調理に使えるので便利です。
レタスを数日の間使用しないなら、冷凍保存を活用して美味しく長持ちさせましょう。
- レタスを1枚ずつ水洗いしてキッチンペーパーで水気を拭き取る
- 手で食べやすいサイズにちぎる
- 重ならないように冷凍用の保存容器に入れる
- 冷凍庫に入れる
レタスを1枚ずつ水洗いしてキッチンペーパーで水気を拭き取る
レタスは1枚ずつ流水で洗い、キッチンペーパーで水気をしっかりと拭き取ります。
洗うときは、レタスの葉の間に汚れや虫が入っていることもあるので注意してください。もし傷んでいる部分があれば、その部分をちぎって廃棄しましょう。
手で食べやすいサイズにちぎる
包丁を使わずに、手で食べやすいサイズにちぎりましょう。
カットに包丁を使うと、金属と反応して切った断面が酸化し変色するため、必ず手でちぎることがポイントです。
重ならないように冷凍用の保存容器に入れる
レタスの葉がなるべく重ならないように、冷凍可能なジッパーつきの保存袋に入れます。
レタスが重なった状態の場合、解凍した際に使いにくいため、重ならないように入れることがポイントです。
なお、レタスは押しつぶさずに、ふんわりとさせたままの状態で保存をしてください。
冷凍庫に入れる
冷凍庫に入れるときは、金属製バットの上に乗せることで急速に冷凍できます。
冷凍庫保存で約1か月くらい日持ちさせられます。鮮度を保つことが難しいレタスも冷凍すれば長持ちさせられるでしょう。
長持ちする新鮮なレタスを見分けるポイント
レタスをいくら日持ちさせたくても、大前提として新鮮なレタスでなければ長持ちしません。ではどのようなレタスが新鮮なのでしょうか。
新鮮なレタスには、下記のような特徴があります。
- 芯の切り口が10円玉大で白い
- 葉にツヤとハリのあってみずみずしい
- 芯の高さが低い
- 葉の巻きがふんわりゆるい
- 持ったときに軽い
- 切り口が変色していない(カットレタス)
葉物野菜の鮮度を見るときは外側の葉の部分に目が行きがちですが、レタスは手に持って全体を目でよく見て観察しましょう。
少しでも日持ちさせるためには、新鮮なレタスを見極めて選んでください。
シナシナになったレタスは50℃のお湯でシャキシャキに
シナシナの状態になったレタスは、ヒートショックを受けさせてシャキシャキ食感に復活させられます。
レタスの食感を復活させるヒートショックの方法は、50℃のお湯に浸すだけと簡単です。
- 大きめの耐熱ボウルに50℃に調整したお湯を入れる
- レタスを浸して1~2分待つ
50℃のお湯に浸すことで、シャキシャキ食感が戻るだけでなく、酸化による変色も防げるので、サラダのようにきれいな色みを活かしたいときに活用できます。
食感が復活する理由は、50℃のお湯に浸すことで葉の部分にある「気孔」という細胞が開き、水分を吸収できるようになるためです。
シナシナになってしまったからという理由で、処分してしまうのはもったいないです。
シャキシャキとした食感に復活させる裏技を覚えて活用し、少しでもフードロスをなくしましょう。
まとめ:レタスは正しい保存方法で美味しさをキープさせよう
レタスは乾燥に弱い野菜です。水分をキープしたまま、乾燥を防いで保存すれば長持ちさせられます。
すぐに使い切る場合でも、ラップで覆うなどの工夫をすることで鮮度を保ったまま美味しい状態をキープできるので試してみてください。
大量に余ってしまった場合は、冷凍保存をして長く日持ちさせて上手に使い切りましょう。