こんにちは！フーだよ。
みんな、フードロスって知ってる？いろんなニュースから聞こえてくるから、知ってる人もきっと多いよね。実は、フーはいまフードロスのことをお勉強中なんだ。
捨てられちゃった食材から生まれたもったいないおばけのドロスもフードロスのこと教えてくれるんだけど、今日はみんなと一緒にもっともっとフードロスについて学びたいと思っているよ！
今回の先生：なかなおさん（クラダシ サステナビリティ推進室 室長）
新卒で総合商社に入社し、異動を経てサステナビリティを担う事業部に所属。現在は、クラダシのサステナビリティ推進室長として、クラダシが解決しようとしているフードロス問題についての広報活動もしている。マイクラが好きな息子とすみっコぐらしが好きな娘と夫との4人家族。
今日はドロスにかわって私がみんなにフードロスについて教えるよ！よろしくね。
フードロスって何だろう？
みんなはそもそもフードロスってなんのことか知っているかな？
食べ物を捨ててしまうことだよね。給食でも最後にたくさんのごはんが残ってしまっているのを見たことがあるよ。
ほぼ正解！食品ロスとは、“まだ食べられるのに捨てられてしまう食品”のことだよ。 でもその原因は食べ残し以外にも様々。家庭では食べられるのに必要以上に野菜などの皮や芯を除去してしまったり、店や工場では生産しすぎ・仕入れすぎによって余ってしまったり、いろんなところでフードロスは生まれているんだ。
フードロスってどれくらいあるの？
みんなは、世界で生産される食料のうちどれぐらいの量が食べられずに捨てられていると思う？
うーん、10％くらいかなぁ
フーはびっくりするかもしれないけど、FAO（国連食料農業機関）によると、実は世界で生産されている食べもののおよそ1/3にあたる13億トンが食べられずに捨てられているんだよ
え～せっかく作っても3つに1つは捨てられちゃうなんて！もったいないなぁ。
でも、世界では大きな問題かもしれないけど、日本でもそこまで問題なのかな？日本の「もったいない精神」や「MOTTAINAI」は有名だよね...
いやいや！日本における1人あたりの食品廃棄量は世界で6位！日本では特に問題になっているんだよ！
日本では毎年523万トンも食品ロスが発生しているんだよ。これは日本人全員が毎日お茶碗1杯分のご飯を捨てている計算になるんだ。
出典：環境省｜我が国の食品ロスの発生量の推計値（令和３年度）の公表について | 報道発表資料 | 環境省
日本人全員が、それも毎日捨て続けたらすごい量になるね...想像したら目が回っちゃいそう
でもちょっと待って！フーもみんなも毎日ご飯1杯分なんて食べ残していないんじゃないかなぁ。実はほとんどがおうちじゃなくてお店から出ているんじゃないの～？
いやいや、実は日本でのフードロスの約半分が家庭から出ているんだよ！気を付けないとうっかり知らず知らずのうちに捨ててしまう...それがフードロスのむずかしさなんだね
※家庭系フードロス：家庭において生じる食品ロス
※事業系フードロス：食品の生産から販売までを行う会社やお店において生じる食品ロス
※食品製造業：食品加工などを行う工場で生じる食品ロス
※食品卸売業・小売業：製造された食品がスーパーやコンビニエンスストア、食品専門店などのお店で売られるまでに生じる食品ロス
※外食産業：レストランやファストフード店などの飲食店で生じる食品ロス
出典：農林水産省｜食品ロスとは：農林水産省
日本のフードロスの量はたくさん！そしてそれはおうちや工場、お店などいろんなところで起きているってことがわかったよ。だからこそみんなが日々自分のできることをしなきゃいけないんだね
フードロスをそのままにするとどんな問題が起きる？
思っていたよりもたくさんの量の食べ物を捨てていてもったいないね
そうだね。実はフードロスはただ「もったいない」だけじゃないんだ。他にもこんな3つの問題があるんだよ
参考：消費者庁｜食品ロス削減ガイドブック（令和四年度版）
貧困で栄養不足のひともいるのに、食品をつくるためには農家の人だけでなく地球環境にも負荷がかかるのに、食品を捨てるのにもたくさんのお金がかかるのに、その一方でつくられた食べ物はたくさん捨てられている。なんでこんなことが起きるのかなぁ？
いい質問だね！なぜみんな食品を捨てたくないのに捨ててしまうのか、次回はその理由について考えていくよ！
今日のまとめ
今日のフーのまとめ：
1．食品ロスとは、“まだ食べられるのに捨てられてしまう食品”のこと。捨てられちゃう原因は様々だよ。
2. 日本ではたくさんの食品ロスが発生していて、日本人全員が毎日お茶碗1杯分のご飯を捨てている計算。その約半分が家庭から出ているよ！
3. フードロスは環境問題や食品廃棄にかかるお金、貧困問題にも関わる問題だよ！
次回も一緒にフードロスについてお勉強しよう！またね～
