クラダシチャレンジとは 社会貢献型インターンシップ「クラダシチャレンジ(通称 クラチャレ)」は、人口減少・少子高齢化により人手不足に悩む地域・農家さんのもとへ、地方創生やフードロス問題に興味がある学生やクラダシスタッフを派遣するプログラム。一次産品の収穫をはじめとした農業体験により、フードロス削減を目指します。参加者は、現地での農作業や現地の方との意見交換を通して、地域の現状や課題など座学では得られないたくさんの学びを得られます。 |
概要
第36回社会貢献型インターンシップ「クラダシチャレンジ」in 愛媛県宇和島市
開催期間:2023年11月23日~11月30日
参加人数:学生2名・クラダシ社員2名
開催の背景・開催地の詳細
宇和島市は四国の西南に位置する街で、日本屈指のリアス式海岸地帯として有名です。現存12天守の一つとして重要文化財に指定されている宇和島城を中心に発展した旧城下町です。鯛や真珠などの養殖が盛んに行われており、宇和島海の養殖真鯛の生産量は全国一を誇ります。
クラチャレ開催のきっかけとなったのは、2023年にクラダシ、宇和島市、愛媛銀⾏の3者で締結した「宇和島市におけるSDGsの推進に係る⾷品ロス削減及び特産品のPRに向けた連携協定」です。この協定をきっかけに、学生が地域の生業体験を通して、フードロスの削減をはじめとする地域及び社会課題の解決と地方創生の一助となることを目指し、クラチャレが開催されることになりました。また、活動を通じて漁業をはじめとする一次産業や地域への価値を見出す学生を増やすこと、SNSを通じた地域の魅力発信、認知拡大と関係人口の増加も目指し、開催されました。
【活動内容】鮮魚の加工
宇和島市で海水産物の加工や販売を行う宇和島プロジェクト様にて1週間、ブリや鯛などの内臓を取り除く作業や、鱗をとる作業、出荷の作業などのお手伝いをさせていただきました。普段食べている魚がどのような過程を経て、私たち消費者の口に運ばれるのか、その背景にどれだけ多くの人の苦労があるのかを身をもって学びました。
【活動内容】意見交換会
意見交換会では宇和島市長さんをはじめとした多くの方々と、どのようにすれば宇和島市を盛り上げることができるかについて話し合いました。
宇和島市が直面する様々な課題に対して、それぞれの立場から何ができるかを考えることができた内容の濃い意見交換会となりました。
【活動内容】施策提案の詳細
クラチャレの活動を通して、「関係人口の増加」や「人口流出の抑制」が現在の宇和島が抱える課題解決のアプローチになると感じました。
具体的には、ふるさと納税制度を活用し、返礼品として移住体験への無料招待を用意することや、宇和島市におけるボランティア活動の促進を通じて「関係人口の増加」を実現させるなどの施策を提案いたしました。また、「人口流出の抑制」を実現する案として、宇和島への大学誘致や、Uターン率の向上につながるような地元企業と教育機関の連携プログラムの促進などを考えました。
参加者の声
今回のクラチャレは、鮮魚加工作業や意見交換会を通して、「食」と「地方創生」とは何かについて見つめ直せる絶好な機会となりました。私が行った加工場での作業はシンプルであったにも関わらず、非常にハードで驚きました。この経験から、毎日口にする「食」はあたりまえのものではなく、生産者がいてこそのものだということを再認識しました。また、クラチャレを通して「地方創生」を実現するための方法は1つだけではないことに気づきました。それと同時に、それぞれの地域が持つ強みを生かしながら、その土地に適した「地方創生」を探っていく必要があると思いました。
【大学3年 深田さん】
松本駅で改札を出た瞬間に見えた槍ヶ岳に目を奪われました。北アルプス、上高地、美ヶ原にかこまれ、どの方向からでも美しい山並みが見えて感動しました。東京で見慣れたチェーンの店舗はほとんどなく、個人経営のレストラン、カフェ、雑貨店が多く魅力的でした。それぞれの店舗にストーリーがあり、そのお店を目的地に旅行に行きたいと感じました。また、美味しいリンゴが育つ理由の1つでもある、湿度が低く年間降水量も少ない気候は、観光客にとって大きな魅力になると感じました。
【クラダシ社員 川崎】
活動レポート詳細
この記事でご紹介したクラチャレをもっと詳しく知りたい方はこちら!より詳細な活動レポートをご覧いただけます。
クラチャレ&クラチャレふるさとだより
Kuradashiでは、クラチャレをきっかけとする商品「クラチャレふるさとだより」を販売しています。日本全国の地域経済の活性化や特産品の魅力発信を実現したい。「クラチャレふるさとだより」は、そんな思いで生まれた商品です。
商品の収穫・梱包をおこなうのは、社会貢献型インターンシップ「クラダシチャレンジ」の参加学生たち。 地方創生を志し、強い思いでクラダシチャレンジに参加するメンバーです。
「クラチャレふるさとだより」の購入によるクラダシ基金への支援が、また次のクラダシチャレンジにつながります。