【クラチャレレポート】第37回 島根県隠岐の島町 2024年3月2日〜3月8日

【クラチャレレポート】第37回 島根県隠岐の島町 2024年3月2日〜3月8日

 

クラダシチャレンジとは

社会貢献型インターンシップ「クラダシチャレンジ(通称 クラチャレ)」は、人口減少・少子高齢化により人手不足に悩む地域・農家さんのもとへ、地方創生やフードロス問題に興味がある学生やクラダシスタッフを派遣するプログラム。一次産品の収穫をはじめとした農業体験により、フードロス削減を目指します。参加者は、現地での農作業や現地の方との意見交換を通して、地域の現状や課題など座学では得られないたくさんの学びを得られます。


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概要

第37回 社会貢献型インターンシップ「クラダシチャレンジ」in 島根県隠岐の島町
開催期間:2024年3月2日〜3月8日
参加人数:学生5名、クラダシ社員2名

開催の背景・開催地紹介

2022年12月より連携協定を締結した大阪府豊中市との取り組みの中の「豊中市の就航都市と連携したクラチャレの実施」から、島根県隠岐の島町での開催が決定しました。

【活動内容】牡蠣の水揚げ・洗浄・梱包

和田水産様にて、牡蠣の水揚げを体験させていただきました。
牡蠣を船から下ろす時など、力仕事が多く漁の大変さを知ることができましたが、全員が初めての体験で楽しく作業することができました。
水揚げに出られない日は、専用の機械を使って牡蠣の汚れを取る作業や、箱詰め、次の水揚げに向けての準備をしました。初めのうちは細かい作業に慣れず苦戦しましたが、日を重ねるにつれ段々とうまくできるようになりました。

【活動内容】意見交換会

隠岐の島町役場で意見交換会を行いました。
意見交換会には、隠岐の島町長や副町長をはじめ、隠岐の島町役場の方々や、提携を結んでいる大阪府豊中市の職員の方が参加しました。
私たちが提案した意見に共感や賛同をいただき、隠岐の島町の方々と同じ目線で考えられていると再確認できました。
私たちが提案した意見の中にも、すでに役場で検討されていた意見もありましたが、予算などの都合で断念したとのことでした。「こうした方がいい」という理想だけでなく現実的な構想もしていかなければいけないことを学びました。

【活動内容】施策提案の詳細

意見交換会を通じて得た知見をもとに、いきなり定住するというのはハードルが高くなってしまうので、まずは“観光以上、移住未満”である関係人口を増やして、最終的に移住してくれる人を増やすことを目標に、3つの施策を提案しました。
学習、読書、イベント開催など様々なことができる図書館を建設することで、すでに住んでいる人達がさらに住みやすく感じ、定期的かつ簡単に通うことができるよう「様々なイベントのできる大きな図書館の建設」、隠岐の島町の関係人口創出事業により継続的につながりを築いていただけるよう、ファンクラブに独自の特典をつけて会員数を増やす「つながり会員の特典を増やす」、多くの人が持つ島の印象である“生活がしにくい”、“何もない”というイメージを変えるために島のリアルを発信する「SNSの活用」を提案しました。

参加者の声

クラチャレ参加前は隠岐の島について何も知らず、どのような規模の自治体なのかもよくわかっていませんでした。しかし、実際に過ごしてみるととても居心地の良い場所であると感じました。お世話になった和田水産の方々、隠岐の島町役場の方々をはじめ現地で関わったすべての人に自分達が暖かく迎え入れられていることを実感しました。チャレンジが終了し、帰るときに「またのご来島を心よりお待ちしております!!」と書かれた横断幕を用意していただいたときにはとても感動しました。
岩ガキの収穫も普段の生活ではまず関わることがないため、不慣れな作業の連続で苦労することもありましたが、和田水産の方の丁寧な指導のおかげで楽しく作業をすることができました。
隠岐の島町の関係人口を増やすための取り組みは地元の近くでも行われていることを知り、魅力を知ってもらうために自分達が率先して伝えていこうと思いました。
今回のクラチャレを通じて知り合うことのできたメンバーと1週間共同生活を行い、予想していたよりも仲を深めることができました。地域創生という課題以外にも、これもクラチャレの魅力の1つであると感じました。またこのメンバーと一緒に隠岐の島町を訪れたいです。
【大学3年 加藤さん】

 

隠岐の島は多くの方が想像するとおりの、歴史と自然を感じられる素敵な島でした。海は泳ぐ魚が見えるほど透明度が高く、歴史ある神社が100社以上あり、樹齢800年以上の巨大な杉の木も存在します。しかし隠岐の島に到着した日、まず感じたのは「想像したよりも住みやすそう!生活しやすそう!」ということでした。

売店がひとつしかなくて、本州への船は1日1便で、夜は人が出歩いていなくて…

離島ってそんなイメージだったのですが、隠岐の島はスーパーやドラッグストアが複数あり、おいしい居酒屋や飲食店も充実しているのです。大阪や島根、鳥取に出るのもとても簡単です。

先祖代々隠岐で暮らす方、移住してきた方、観光で数日間だけ滞在する方、どんな方でも快適に過ごせる環境が整っているなと感じました。(もちろん私も隠岐の島を満喫しました!)

過ごしやすい環境と、だれでもウェルカムな街の方々に会いに、ぜひ隠岐の島を訪れてみてください。

【クラダシ社員 吉岡】

活動レポート詳細

この記事でご紹介したクラチャレをもっと詳しく知りたい方はこちらより詳細な活動レポートをご覧いただけます。

クラチャレ&クラチャレふるさとだより

 

Kuradashiでは、クラチャレをきっかけとする商品「クラチャレふるさとだより」を販売しています。日本全国の地域経済の活性化や特産品の魅力発信を実現したい。「クラチャレふるさとだより」は、そんな思いで生まれた商品です。

商品の収穫・梱包をおこなうのは、社会貢献型インターンシップ「クラダシチャレンジ」の参加学生たち。 地方創生を志し、強い思いでクラダシチャレンジに参加するメンバーです。

「クラチャレふるさとだより」の購入によるクラダシ基金への支援が、また次のクラダシチャレンジにつながります。


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くらだしマガジン編集部

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