【担当者インタビュー】国産初のカレー粉メーカー「ハチ食品」、変わらぬパイオニア精神で食の未来を切り拓きつづけていた

【担当者インタビュー】国産初のカレー粉メーカー「ハチ食品」、変わらぬパイオニア精神で食の未来を切り拓きつづけていた

PR:ハチ食品株式会社

今回は、長年にわたりカレー業界のパイオニアとして君臨してきたハチ食品株式会社の足利さんにお話を伺いました。日本初の国産カレー粉を生み出した元祖カレーメーカーが、どのようにして長きにわたり消費者から愛されつづけているのか、そしてこれからの展望についてのインタビューです。

ハチ食品株式会社 東京支店 営業一課 足利 崇文さん

足利 崇文さん

飲食店店長業務を経て、2019年よりハチ食品に入社。レトルト商品をはじめ、フレークルウ・スパイス関連など幅広いカテゴリーの販売営業に携わり、NB商品やPB商品を問わずに拡販に務めている。

元祖カレーメーカーとしての誇り


ハチ食品は、日本で初めて国産カレー粉を製造・販売した元祖カレーメーカーです。創業は1845年、江戸時代に遡ります。当時は薬種問屋としてスタートし、漢方薬やウコンを扱っていたことが、後にカレー粉製造へとつながりました。1903年に、内國勧業博覧會でウコンの有功褒賞を獲得したことを契機に、カレー粉の開発を始め、1905年には国産カレー粉の開発・製造に成功。これが国産初のカレー粉でした。


「昔の写真」を見ると、カレー粉の製造風景が蘇り、100年以上にわたる歴史を感じさせられます。ハチ食品がカレー業界の元祖であること、そしてその国産初のカレー粉がカレー文化の拡大に貢献してきたことは、私たちにとって誇りです。

長年愛されつづける理由は「パイオニア精神」


ハチ食品は、ただ過去の栄光にしがみつくのではなく、常に「パイオニア精神」を持ちつづけ、次々と新しい商品を生み出しています。1905年に国産カレー粉を製造したことでカレーメーカーの元祖となりましたが、それ以降も私たちは進化を止めませんでした。


1990年にはレトルトカレーを発売し、現在でも家庭の定番商品となっています。当時はレトルト市場に多くの競合がある中で、「うちが参入して大丈夫か?」という声もありましたが、独自のスパイスや調味料を活かし、他にはない味を提供しました。結果的に成功を収め、カレー粉だけでなくレトルトカレーや、フレークタイプのカレールウなど、多様な商品展開を実現しています。


このように、私たちはただ「元祖」という肩書きに甘んじることなく、常に時代に合わせて挑戦し続けることで、120年近く消費者から愛されてきました。そして、2025年にはカレー粉120周年、創業180周年という大きな節目を迎えます。これは私たちが持ち続けたパイオニア精神の賜物です。


このように、私たちはただ「元祖」という肩書きに甘んじることなく、常に時代に合わせて挑戦しつづけることで、120年近く消費者から愛されてきました。そして、2025年にはカレー粉120周年、創業180周年という大きな節目を迎えます。これは私たちが持ちつづけたパイオニア精神の賜物です。

アニメ『怪獣8号』や旅行情報誌「るるぶ」などの企業コラボ


ハチ食品では、近年さまざまな企業やキャラクターとのコラボレーションを通じて、新たな挑戦を続けています。その中でも、特に注目を集めているのが人気アニメ『怪獣8号』の限定パッケージ商品です。このプロジェクトでは、単なるパッケージ変更にとどまらず、具材量を通常の2倍に強化した「メガ盛りカレー DX」という新商品を開発しました。消費者に驚きとインパクトを与える商品として、特にカレー好きのファン層に好評を得ています。


また、旅行情報誌「るるぶ」とのコラボも非常に成功を収めている取り組みのひとつです。「るるぶ」は、地域の魅力を紹介する旅行情報誌として広く知られていますが、ハチ食品とのコラボレーションでは各地域をイメージしたカレーを開発。消費者が旅行気分を味わいながら、その土地ならではの風味を楽しむことができる商品として、多くの支持を集めています。


特に、小笠原諸島をテーマにしたカレーでは、現地のパッションフルーツを使用し、売り上げの一部を小笠原諸島の自然保護活動に寄付するという取り組みも行っています。ハチ食品が長年大切にしてきた社会貢献の理念とも親和性が高く、地域に根ざしたコラボレーションを通じて、商品を通じたサステナブルな活動にも力を入れています。


これらのコラボレーションは、ハチ食品が単に商品を作るだけでなく、地域や社会に貢献しながら新しい食の体験を提供するという理念に基づいています。パイオニア精神に根差しながらも、時代のニーズに応える形で、新たな価値を生み出していく取り組みが、今後も続けられていく予定です。

今、特に熱いのはフレークタイプのルウ!


現在、ハチ食品が特に注力しているのが「フレークタイプのカレールウ」です。このフレークカレールウは、1人前から手軽に作ることができ、カレーの濃さを自由に調整できる柔軟性が魅力です。さらに、固形ルウに比べて溶けやすく、時間短縮にもつながるため、忙しい現代人に最適です。


また、フレークタイプはカレーライスだけでなく、カレーうどんやカレードリアなど、他の料理にも応用できるため、家庭でのバリエーションが広がります。特に少人数家庭や一人暮らしの方々、料理をカスタマイズしたいというニーズに応える商品です。さらに、ハチ食品ではフリーズパウダー製法を取り入れるなど、スパイスの香りや風味を最大限に引き出すための技術を駆使した商品を提供しています。


これらの製品は、フレークタイプの手軽さを維持しつつ、香りや味を損なわないように作られており、今後さらに注目されること間違いありません。

パイオニア精神の秘訣は働きやすさとメンバーの多様性


ハチ食品のもう一つの強みは、働きやすい環境にあります。従業員は年々増加しており、現在は平均年齢38.3歳、男女比率は7:3と、多様なバックグラウンドを持つ人々が活躍しています。また、月平均の残業時間は3.5時間、有給消化率は73%、産休・育休からの復帰率は100%と、非常に良好な労働環境を維持しています。さらに、離職率は5.7%と低く、従業員の定着率も高いです。


こうした環境が整っていることで、若手からベテランまで、幅広い世代が安心して働き、成長できる企業となっています。また、多様な経験を持つスタッフが集まることで、新しい発想やアイデアが次々と生まれ、それが製品開発や新しい挑戦につな繋がっています。ハチ食品がこれまで数々の成功を収めてきたのは、このような社内の活力が大きな要因です。

数字で見せるハチ食品

今後の展望 – 働きやすさとパイオニア精神で未来を切り拓く


ハチ食品は、今後もパイオニア精神を忘れずに挑戦を続けていきます。2024年にはロゴを刷新し、MCエフディフーズの株式を譲受したことで、新たにフリーズドライ製品をラインナップに追加しました。これにより、さらに多様な商品を市場に提供していく予定です。特にフレークカレールウやフリーズドライ事業に注力し、より手軽で高品質な製品を開発していくことで、消費者の期待に応えていきます。


また、私たちはこれまで以上に働きやすい環境を整え、社員一人ひとりが最大限のパフォーマンスを発揮できるようサポートしていきます。従業員の成長と共に、ハチ食品も新たなステージへと進化していく予定です。


私たちの目標は、単なるカレーメーカーにとどまらず、スパイスやフリーズドライ技術を活かして、食品業界全体に革新をもたらすことです。これからも、消費者の皆さまに驚きと感動を提供する商品を生み出しつづ続けるハチ食品に、どうぞご期待ください。

くらだしマガジン編集部

くらだしマガジン編集部

くらだしマガジン編集部です。読む人みんなが知って、選んで、試せて、語れる。そして明日をつくるための日々の暮らしの情報をお届けします。

Related