クラダシチャレンジとは 社会貢献型インターンシップ「クラダシチャレンジ」(以下、クラチャレ)とは、フードロス問題や地方創生に興味関心のある学生が日本全国の地域・農家へインターンとして訪れ、作物の収穫支援や現地での交流を通して一次産業や地域経済の活性化について考える取り組みです。クラチャレを通じて、地域の関係人口の創出・拡大、地域の魅力発信、学生への実体験を通しての学びの場の提供を目指します。 |
開催地紹介
第25回 社会貢献型インターンシップ「クラダシチャレンジ」in 新潟県新潟市
開催期間:2023年5月22日〜5月26日
参加人数:学生4名
開催の背景
新潟市では「スマート農業」を推進し、農業の効率化と品質向上を図っていますが、手作業の農業において規格外品のフードロスは避けられません。そのため新潟市の農家は規格外品を活用する6次化商品の生産・販売に取り組んでいます。学生はクラダシチャレンジを通じて規格外品の活用方法を考案し、農家のフードロス削減に貢献します。また、学生と地域農家の協力により地域の関係人口が増加し、若者が地域振興に貢献します。活動を通じて農業や地域への価値を見出す学生が増え、SNSを通じて地域の魅力を発信し、認知拡大と関係人口の増加を図ります。さらに、クラチャレを訪れる自治体の特産品もSNSでPRし、購買促進します。
【活動内容】収穫などの詳細
エンカレッジファーミングさんで、トマトの収穫から加工までの様々な作業を体験させて頂きました。
収穫作業では、収穫できる頃合いかどうか素早く判断し、小粒のものを選り分けながら取りました。温室は日が差すととても暑く、夏の作業はかなり大変だなと思いました。加工作業では、規格外品から出来たドライトマトを使った加工品を作りました。また、サイズごとに自動で振り分けられる機械を使用したトマトの選別作業も体験させて頂きました。収穫から加工、梱包までの全ての工程を行うのは初めてだったので、とても貴重な経験になりました。
【活動内容】施策提案の詳細
現地で活動して感じた問題点は質の良い規格外品が大量に発生していることです。エンカレッジファーミングさんで収穫されるミニトマトの2.5%、重さにすると、年間約10トンが規格外品として廃棄されています。そこで規格外品をもっと有効活用し、廃棄を減らす必要があると感じました。
この問題点を踏まえて、私たちが提案するのは規格外品を使ったペットフードです。ペットフードは潰す・粉砕するなどの加工がされているため、規格外品を使用しても影響を受けにくいです。また、トマトは完熟していれば犬や猫に与えることができることから、ドライトマトはペットフードに最適です。
参加者の声
新潟での発見
今回のクラチャレ参加で、普段の生活ではできない様々な経験をしました。エンカレッジファーミングさんは、農園というよりもトマトの工場のようで、最先端の農業の形を知ることができました。初めて見た広大な温室での生産に感銘を受けました。おいしい循環ラボでは、規格外品の加工に携わっている方からお話を伺い、規格外品の活用について考えることができました。新潟には新潟にしかない地域の魅力がたくさんあり、愛着がわきました。この魅力を多くの人に知ってもらいたいと思いました。
【大学4年 伊藤さん】
活動レポート詳細
この記事でご紹介したクラチャレをもっと詳しく知りたい方はこちら!より詳細な活動レポートをご覧いただけます。
クラチャレ&クラチャレふるさとだより
Kuradashiでは、クラチャレをきっかけとする商品「クラチャレふるさとだより」を販売しています。日本全国の地域経済の活性化や特産品の魅力発信を実現したい。「クラチャレふるさとだより」は、そんな思いで生まれた商品です。
商品の収穫・梱包をおこなうのは、社会貢献型インターンシップ「クラダシチャレンジ」の参加学生たち。 地方創生を志し、強い思いでクラダシチャレンジに参加するメンバーです。
「クラチャレふるさとだより」の購入によるクラダシ基金への支援が、また次のクラダシチャレンジにつながります。