【クラチャレレポート】第36回 愛媛県八幡浜市 2024年2月18日〜2月24日

【クラチャレレポート】第36回 愛媛県八幡浜市 2024年2月18日〜2月24日

 

クラダシチャレンジとは

社会貢献型インターンシップ「クラダシチャレンジ(通称 クラチャレ)」は、人口減少・少子高齢化により人手不足に悩む地域・農家さんのもとへ、地方創生やフードロス問題に興味がある学生やクラダシスタッフを派遣するプログラム。一次産品の収穫をはじめとした農業体験により、フードロス削減を目指します。参加者は、現地での農作業や現地の方との意見交換を通して、地域の現状や課題など座学では得られないたくさんの学びを得られます。


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概要

第36回 社会貢献型インターンシップ「クラダシチャレンジ」in 愛媛県八幡浜市
開催期間:2024年2月18日〜2月24日
参加人数:学生6名、クラダシ社員1名

開催の背景・開催地紹介

2022年12月、八幡浜市で生じるフードロスの削減や人手不足の解消・地域活性を目的に、クラダシ、八幡浜市、愛媛銀行の3者にて「八幡浜市におけるSDGsの推進に係る食品ロス削減及び特産品のPRに向けた連携協定」を締結致しました。
八幡浜市での開催は今年で2回目となります。

【活動内容】収穫などの詳細

せとかの収穫は木のトゲや急斜面に苦戦しながらの作業でした。
みかんと言えば冬が旬のイメージがありますが、小林果園では1年を通して色々な品種のみかんを栽培しています。季節ごとに収穫できる品種は異なるため、その季節ならではの味が楽しめます。私たちは2月が旬の「せとか」を収穫しました。
作業後には絶景の中で昼食とお昼寝を堪能し、疲れが吹き飛びました!
農ぷらす愛媛株式会社の工場では冷凍みかんの選果・箱詰め、むきみかんの作成・包装、みかんジュースの充填作業を行いました。
倉庫では選果、梱包作業を行いました。農家の方々の手際のよさに驚きました。

【活動内容】意見交換会

コワーキングスペース「コダテル」にて意見交換会を行いました。
八幡浜の農業の魅力、課題をグループで出し合い、若者・女性に農業に関心をもってもらうアイデアを考えました。
意見交換を進めていく中で沢山の方から色々なアイデアや改善策が生まれてくるが、実際に行動に移せてないところにモヤモヤややりきれなさを抱えている様子が感じられました。それと同時に地元愛が強い参加者が多く、年齢や職業に関係なく地元の人々が集まれる場所があるのは、この地域の最大の魅力であり財産であると感じました。
八幡浜市職員の方々、農業に携わっている方、地域おこし協力隊の方など様々な背景を持つ皆様との交流はとても刺激的でした!

【活動内容】施策提案の詳細

意見交換会を通じて得た知見をもとに、「地域おこし・地方移住に関心ある学生向けの移住体験プランの作成」「トイレの新設」「外国人労働者向けの施策の導入」の3つの施策を提案しました。
八幡浜市の課題として農業就労者の減少があげられ、柑橘の生産地(農業)として有名な八幡浜市で農業が衰退することは八幡浜全体の魅力が減ってしまうことに大きく関わると感じました。そこで“「人」の魅力をしってもらうこと”と“働きやすい環境づくりの見直し”を行うことで、課題を解決したいと考えました。
八幡浜市と八幡浜市の農業の魅力を伝える仕組みづくり、ファンをつくることを目的とした「地域おこし・地方移住に関心ある学生向けの移住体験プランの作成」、働きやすい環境づくりの見直し・向上を目指した「トイレの新設」「外国人労働者向けの施策の導入」を提案しました。

参加者の声

今までの大学生活では、「まちおこしに寄与したい!各地域の課題解決とともに魅力発信を!」と抽象的な言葉を発しては、それが自分の将来やりたいこと・実現できることだなんて本気で思っていました。
ですが、はじめて実際に現地で暮らしたことで、見える世界が変わりました。
表面的な課題を見つけて口にすることは、とても簡単で誰でもできるということ。地域が求めているのは表面的な批評ではなく本質的な課題解決であるということ。課題の本質は複雑で根深いもので、それを理解した上で解決方法を模索するのは非常に大変であるということ。それを本気で取り組むことがまちおこしの小さな小さな一歩に初めて繋がること。その経験が大きな大きな自己成長に繋がること。たくさん勉強になりました。
これからは何事も脱コメンテーターし、当事者意識をもった全力伴走者になります!
【大学4年 松本さん】

 

愛媛県というと、皆さんみかんの産地といったイメージがあると思いますが、八幡浜市での収穫量は県内での収穫量の約50%を誇っており、日本のみかん流通を支えています。
また、八幡浜市には、様々な海産物が漁獲される広大な海も広がっており、トロール漁は昔から町の方々に親しまれていたり、グルメでは、八幡浜ちゃんぽんが名物で地元の人に愛されていたりします。
実は、マーマレードの世界大会も開催されているのも初めて知りました。
今回、みかんの選別や箱詰めを体験し、普段スーパーで何気なく購入していたみかんの生産背景で、選別や箱詰めが手作業で行われていることにとても驚きました。
美味しいみかんを全国に届けるために、誇りをもって仕事に取り組んでいる八幡浜の生産者の方々を尊敬し、食事の際に改めて感謝しなければと感じました。
町全体がみかん畑のオレンジ色で彩られる素敵な風景や美味しいご飯も楽しめる八幡浜市に、是非訪れてみてください!

【クラダシ社員 多田】

活動レポート詳細

この記事でご紹介したクラチャレをもっと詳しく知りたい方はこちらより詳細な活動レポートをご覧いただけます。

クラチャレ&クラチャレふるさとだより

 

Kuradashiでは、クラチャレをきっかけとする商品「クラチャレふるさとだより」を販売しています。日本全国の地域経済の活性化や特産品の魅力発信を実現したい。「クラチャレふるさとだより」は、そんな思いで生まれた商品です。

商品の収穫・梱包をおこなうのは、社会貢献型インターンシップ「クラダシチャレンジ」の参加学生たち。 地方創生を志し、強い思いでクラダシチャレンジに参加するメンバーです。

「クラチャレふるさとだより」の購入によるクラダシ基金への支援が、また次のクラダシチャレンジにつながります。


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くらだしマガジン編集部

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