「みょうがをたくさん買ったけど使い切れない……」
「薬味にしようと思ったけど余ってしまった」
このように、みょうがを使い切れずどうしようと悩まれる方もいるのではないでしょうか。
独特の風味が特徴的なみょうがは、シャキシャキ触感を活かしてさまざまな料理にアレンジできる食材です。
この記事では、たくさん買い込んでしまったみょうがの冷蔵や冷凍の保存方法と期間を紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
みょうがは保存方法を誤ると痛みやすい
みょうがは独特の香りが特徴的な野菜で、傷みやすい食材なので適切に保存する必要があります。
旬の時期は6〜10月過ぎですが、現在ではビニールハウスで栽培されているため、旬の時期以外でも手に入りやすく薬味として年中重宝します。薬味として使用すると、どうしても余りがちです。
みょうがは、冷蔵庫で保存した場合に2〜3日ほど日持ちします。
保存方法を間違えないように注意し、フードロスにならないように使い切りましょう。
みょうがの正しい保存方法1.冷蔵庫の野菜室で保存
みょうがは、冷蔵庫の野菜室で保存できます。前提として、傷むスピードが早く、常温での保存には向きません。
野菜室で保存する場合、水を入れて密閉容器に入れて正しく管理することで、約10日ほど鮮度を長持ちさせられます。
以降では、みょうがを冷蔵庫の野菜室で適切に保存する方法について紹介していきます。
- みょうがを流水で洗う
- 濡らしたキッチンペーパーに包む
- 冷蔵庫の野菜室に入れて保存する
みょうがを流水で洗う
まず、みょうがを流水で洗ってしっかりと汚れを落としましょう。
傷んでいるところがないか注意して確認しておくと、劣化を防げます。
濡らしたキッチンペーパーに包む
みょうがを水洗いできたら、乾燥を防ぐために、軽く濡らしたキッチンペーパーに2〜3個ずつ包んでいきます。
冷蔵庫の野菜室に入れて保存する
包んだみょうがはポリ袋や密閉容器に入れて、野菜室へ保存しましょう。
キッチンペーパーは時間が経つごとに乾いてしまうため、1〜2日に1度を目安に交換してください。
みょうがの正しい保存方法2.水につけて冷蔵保存
みょうがの冷蔵保存はもう一つ、水につける方法があります。
この方法ではより長い期間保存でき、目安として2週間〜1か月ほど維持できます。
以降で、みょうがを水につけて冷蔵保存する方法を見ていきましょう。
- みょうがをよく水洗いする
- 密閉容器に入れたみょうがを水につける
- 冷蔵庫に入れて保存する
みょうがをよく水洗いする
まずは、みょうがについた汚れを落とすために、水洗いをしましょう。
密閉容器に入れたみょうがを水につける
密閉容器を用意し、みょうがを入れます。そして、しっかりと全体が被るくらいの水を入れてフタをして密閉してください。
容器は、大きすぎないサイズ感のものを選びましょう。
冷蔵庫に入れて保存する
容器に入れたら、冷蔵庫の野菜室に入れて保存してください。2日ごとに1回を目安として、清潔な水に入れ替えることで2週間〜1か月は保存可能です。
特に、夏場は腐りやすくなるので、水の入れ替えを頻繁に行うとより安心でしょう。
みょうがの正しい保存方法3.冷凍保存
みょうがは、冷凍保存でより長く日持ちさせられます。目安として、2か月ほど保存できます。
買いすぎてしまって食べ切れずに困っている場合は、品質が長持ちする冷凍保存をするといいでしょう。
みょうがの冷凍保存方法
- みょうがを水できれいに洗って水気を拭き取る
- 1つずつラップで包む
- 冷凍可能なジップ付き保存袋に入れる
- 金属製のバットにのせて冷凍庫で保存する
なお、急速冷凍モードが備わっているなら、金属製のバットがなくても構いません。
冷凍保存をすると、水っぽくなり風味も若干損ないますが、味噌汁や炊き込みご飯のように、加熱料理におすすめです。
みょうがの正しい保存方法4.カットして冷凍保存
そうめんのトッピングのように、みょうがを薬味として使う予定があるなら、カットして冷凍保存させる方法もあります。
- 千切りやみじん切りなど使いやすいサイズにカットする
- 小分けでラップに包む
- 冷凍庫用の保存袋に入れて保存する
なお、みょうがは断面から傷みやすいため、冷凍保存でも2週間を目安に使い切りましょう。
みょうがの正しい保存方法5.甘酢漬けで冷蔵保存
みょうがは調味料を加えて加工した状態で保存すると、日持ちするようになり、さらに時短調理に活用できるのでおすすめです。
さっぱりとした味わいで箸休めにぴったりのみょうがの甘酢漬けのレシピを紹介します。
【材料】
- みょうが:5〜6個程度
- 酢:100ml
- 砂糖:大さじ3〜4
- 水:適量
【調理方法】
- 小鍋に酢と砂糖、塩を入れた甘酢を中火で加熱する
- 煮立ったあとに粗熱を取るために冷ます
- みょうがを洗って水気を切る
- 保存容器に甘酢とみょうがを入れる
- 野菜室で保存する
保存期間が長くなるほどに甘酢が染み込んでいき、美味しくなっていきます。
みょうがの正しい保存方法6.塩漬けで冷蔵保存
塩漬けにしたみょうがは、冷蔵庫で保存すると、半年もの期間日持ちさせられます。
もし、みょうがを買いすぎてしまったなら、長期保存できる塩漬けがおすすめです。
【材料】
- みょうが:4〜5個ほど
- 塩:100g
【調理方法】
- みょうがをよく洗って水気を切る
- みょうがを縦半分にカットする
- 保存容器に並べてみょうがと同量の塩を用意する
- みょうがの上から塩をたっぷりふりかける
- みょうがと塩を重ねて入れする
- 蓋をして冷蔵庫の野菜室に入れる
なお、2〜3日ほどするとみょうがから水分が出ますので、定期的に水を捨てて塩を振り入れてください。
食べるときは、30分ほど水にさらして塩抜きしたうえで使用します。
みょうがを保存するときのポイント
みょうがを上手に保存するためには、以下4つのポイントを守りましょう。
- しっかりと洗う
- 水につけない場合は水気をしっかり取る
- 密閉できる容器・袋に入れる
- 品質・風味の変化に目を配る
通常は2〜3日しか日持ちしないみょうがも、ポイントを抑えて正しく保存すれば長期的に楽しめます。
しっかりと洗う
みょうがの汚れを取るために、しっかりと水で洗いましょう。
みょうがを洗っているときに、傷んでいる部分を見つけたら事前にカットしておくことが大切です。
汚れや傷んだ箇所を放置しておくと、劣化が早まるため注意してください。
水につけない場合は水気をしっかり取る
みょうがを保存する際に、水につけずに保存するなら、水気をしっかりと切る必要があります。
カットしたみょうがは、切り口を下に向けてしっかりと水を切るようにし、キッチンペーパーで1つずつ丁寧に水気を拭き取りましょう。
水にさらさずに保存する場合、みょうがに水分がついたままだと、劣化しやすくなる恐れがあるため注意してください。
密閉できる容器・袋に入れる
みょうがを保存する際は、空気に触れないように、密閉できる保存容器やジップ付きの袋に入れましょう。
みょうがは、空気に触れることで劣化しやすくなるため、なるべく袋の中に空気が入らないように、空気を抜きながら閉じると長持ちします。
品質・風味の変化に目を配る
みょうがは傷みやすい食材なので、傷んでいないか確認して品質の劣化には十分に注意し、臭いや見た目、触感、味を確かめましょう。
みょうがは、傷むと下記のような状態になります。
- 生の状態でシャキシャキとした硬さがない
- ぶよぶよと柔らかい触感になっている
- 表面にぬめりがある
- 黒や茶色に変色している
- 嫌な臭いがする
品質が落ちていないかどうか、変化に目を配りながら管理してください。
新鮮なみょうがの選び方
スーパーに並んでいるみょうがは、全てが新鮮なものとは限りません。
売れ残ってしまっている鮮度が落ちたみょうがを購入してしまうと、日持ちせずに美味しく食べられない可能性があります。
新鮮なみょうがを見極めるポイントは、以下の4つです。
- 穂先がしっかり閉じたものを選ぶ
- 鮮やかなピンク色のものを選ぶ
- 切り口が白くみずみずしいものを選ぶ
- つやと重みで選ぶ
以降では、新鮮なみょうがの選び方のポイントを詳しく解説していきます。
穂先がしっかり閉じたものを選ぶ
鮮度の高いみょうがは、穂先がぎゅっと引き締まり、しっかりと閉じています。
穂先が開いて黒っぽく変色し始めているものは、鮮度が落ちているので選ばないように注意しましょう。
鮮やかなピンク色のものを選ぶ
新鮮なみょうがは、表面が全体的に鮮やかなピンク色をしています。
茶色に変色している部分がある場合は傷み始めている証拠なので、避けたほうがいいでしょう。
切り口が白くみずみずしいものを選ぶ
みょうがの鮮度は、カットしている断面からも判断できます。
切り口を確認したときに、白くみずみずしいみょうがは鮮度が高いです。
切り口が黒く変色している場合や、乾燥しているものは鮮度が落ちている証拠です。
つやと重みで選ぶ
鮮度が良いみょうがは、表面がつやつやとしており、持ってみるとずっしりと実が詰まった重みを感じます。
表面が乾燥していてつやがない、持ってみるとスカスカとして軽いみょうがは品質が劣化しているため、避けましょう。
みょうがは正しい保存方法で美味しさを長くキープ!
みょうがは傷みやすい食材ですが、まるごとの状態で冷蔵保存すると2週間〜1か月ほど、冷凍保存では2か月ほど日持ちします。
水を入れて保存するなら、定期的に水を入れ替えて清潔に保ちましょう。
甘酢漬けや塩漬けにすると、より長持ちするためおすすめの保存方法です。
買いすぎてしまったみょうがも、上手に保存しながら美味しく食べ切り、フードロスをなくしていきましょう。
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