バジルの保存ガイド!正しい8つの保存方法と期間の目安を紹介

バジルの保存ガイド!正しい8つの保存方法と期間の目安を紹介

さわやかな香りと鮮やかなグリーンが特徴のバジル。パスタやピザ、サラダなどのトッピングとして常備しているという方も多いでしょう。しかし「スーパーで大量に買い込んでしまい、使い切れずに余ってしまった」という経験もあるのではないでしょうか。

バジルは正しく保存すると、鮮やかな色や香りを保ったまま長持ちします。

そこでこの記事では、バジルが長持ちする保存方法を紹介します。常温や冷蔵、冷凍など保存期間や使い勝手の良さに合わせて8種類の保存方法を紹介しています。用途に応じて正しい方法で、長持ちさせてください。

バジルの正しい保存方法1.常温保存

 

バジルは、常温だと2〜3日保存できます。ただし、夏など季節によっては早く傷みやすい場合があるため、なるべく早めに使い切るのがおすすめです。

  1. 茎の先をハサミで斜めに切る
  2. ガラス瓶などの容器に水を入れる
  3. バジルを挿して常温で保存する

茎の先をハサミで斜めに切る

バジルの茎の先をキッチンバサミで斜めになるようにカットします。斜めにカットしておくことで、水を吸い込みやすくなりフレッシュな状態に保てます。

ガラス瓶などの容器に水を入れる

きれいに洗ったガラス瓶や保存容器に水を入れます。バジルの茎が漬かるくらいの量で構いません。

バジルを挿して常温で保存する

バジルの茎が水に漬かるように挿して、常温で保存します。直射日光を避けて、なるべく涼しい場所に置くといいでしょう。

なお、水は毎日入れ替えて清潔な状態に保ってください。

バジルの正しい保存方法2.冷蔵保存

 

冷蔵保存すると、バジルは1週間ほど日持ちします。冷気に弱いバジルは、冷蔵庫の吹き出し口近くに置くと早く傷んでしまいます。なるべく吹き出し口付近を避けて、置くようにしましょう。

なお、温度が低くなり過ぎない野菜室での保存がおすすめです。

  1. タッパーに水で濡らしたキッチンペーパーを敷く
  2. バジルを洗わずに入れる
  3. 上から濡らしたキッチンペーパーを被せる

タッパーに水で濡らしたキッチンペーパーを敷く

底の深いタッパーやケースなど保存容器に、水で濡らしたキッチンペーパーを敷きます。バジルは乾燥すると葉がしわしわになります。適度な湿度を保った状態で保存しましょう。

バジルを洗わずに入れる

キッチンペーパーの上にバジルをのせます。葉が傷つくと変色してしまうため、詰め込み過ぎないようにゆとりをもって重ねるようにしましょう。

なお、バジルは水で洗うと傷みやすくなるため、たとえ汚れが気になっても洗ってはいけません。料理で使う前に洗います。

上から濡らしたキッチンペーパーを被せる

バジルの上からさらに濡らしたキッチンペーパーを被せて、乾燥を防ぎます。そのまま、冷蔵庫の野菜室で保管しましょう。

バジルの正しい保存方法3.冷凍保存

 

バジルは冷凍すると、目安として1か月ほど日持ちします。冷凍したバジルを解凍すると、香りが飛んでしまいます。

料理で使うときには解凍せず、そのまま料理にトッピングしたり、冷凍のままバラバラにしたりして使いましょう。

  1. 葉の表面の汚れをやさしく拭き取る
  2. バジルの葉を茎から外す
  3. ジッパー付き保存袋に入れ冷凍庫で保存する

葉の表面の汚れをやさしく拭き取る

水で濡らしたキッチンペーパーなどで、葉の表面をやさしく拭いて汚れを取ります。このとき、表面に水分が残らないようにしましょう。

バジルの葉を茎から外す

料理でそのまま使えるように、まずバジルの葉を茎から摘んでおきます。

ジッパー付き保存袋に入れ冷凍庫で保存する

バジルの葉を広げた状態で、数枚まとめてラップに包んでください。包んだバジルを冷凍対応のジッパー付き保存袋に入れ、なるべく空気を抜いてジッパーを閉じ密閉します。空気に触れると冷凍焼けの原因になるため、しっかりと密閉しましょう。

ラップで包むときは、葉同士が重ならないように注意してください。

バジルの正しい保存方法4.乾燥保存

 

バジルを乾燥させると、目安として半年ほどは保存できます。水がつくと腐りやすくなるため、乾燥させたバジルは湿気を防いで保存しましょう。

電子レンジの加熱時間は、機種によって異なるため調整しながら加熱してください。料理のトッピングとして使用するなら、乾燥保存をしましょう。

  1. バジルの葉を皿に並べて電子レンジで加熱する
  2. 手の平で砕いたあとさらに電子レンジで加熱する
  3. 密閉できる容器に入れて保存する

バジルの葉を皿に並べて電子レンジで加熱する

茎から取り外したバジルの葉を、きれいに洗って水気を取ります。

大きめの皿の上に重ならないように並べて、電子レンジで1〜2分加熱します。乾燥して色が変わったら、電子レンジから取り出します。

手の平で砕いたあとさらに電子レンジで加熱する

乾燥したバジルの葉を手の平で砕いて、粉々にします。キッチンペーパーの上に砕いたバジルの葉を並べて、さらに電子レンジで30秒〜1分加熱して水分を飛ばします。

密閉できる容器に入れて保存する

外気が入らない密閉できる容器に入れましょう。風通しがよく、湿気がこもりにくい場所に置いてください。

バジルの正しい保存方法5.オリーブオイル漬けで保存

 

バジルは、オリーブオイルに浸して冷凍保存すると、香りが長持ちします。使いたい分を取り出し、冷蔵庫で30分ほど解凍してから使いましょう。

バジルソースとして、カプレーゼやパスタだけでなく、茹でたじゃがいもと和えるなど調味料としても幅広く使えます。日持ちの目安は冷凍保存で約1か月です。

  1. バジルの葉を細かく刻む
  2. ジッパー付き保存袋に移しオリーブオイルを入れる
  3. 袋を平らに伸ばして冷凍する

バジルの葉を細かく刻む

茎から葉のみを摘み取り、水で洗って水分を拭き取ります。葉を包丁でみじん切りに細かく刻みます。

ジッパー付き保存袋に移しオリーブオイルを入れる

刻んだ葉をジッパー付き保存袋に移し、オリーブオイルをひたひたになるまで注ぎます。葉がしっかり漬かるほど注ぎ、馴染ませてください。

袋を平らに伸ばして冷凍する

空気を抜いてジッパーを閉じ、薄く平らに伸ばします。なるべく薄く伸ばすことで温度が伝わりやすくなり、早く冷凍できます。

平らにして凍らせたバジルは、必要な分だけ折って取り出し解凍しましょう。

バジルの正しい保存方法6.塩バジルで保存

 

より長く日持ちさせたい場合は、塩バジルにするのがおすすめです。塩で保存することで水分が抜けて腐りにくくなり、1年間ほど保存できます。

  1. バジルの葉を洗って水気を拭き取る
  2. 容器に塩を入れて平らにする
  3. バジルの葉を重ならないようにのせる
  4. 上からさらに塩をかける
  5. 塩とバジルの層を重ねる

バジルの葉を洗って水気を拭き取る

バジルの葉を茎から取り外し、軽く洗います。キッチンペーパーで水気をしっかり拭き取ってください。

容器に塩を入れて平らにする

清潔な容器を準備し、底が隠れるくらいの塩を入れて平らにならします。容器は、蓋つきのガラス瓶やプラスチックのタッパーでも構いません。

バジルの葉を重ならないようにのせる

平らにした塩の上に、バジルの葉をなるべく重ならないようにのせます。重なると葉がくっついてしまい、取り出すときに破れやすくなりますので注意してください。

上からさらに塩をかける

バジルの上から、さらに塩をかけます。バジルの葉が見えなくなるくらいの量を入れて、平らにならします。

塩とバジルの層を重ねる

さらに上からバジルの葉をのせ、塩をかけます。容器がいっぱいになるまで繰り返します。容器の蓋を閉めて冷蔵庫に入れましょう。

使用時は、たっぷりの水に葉を浸して塩分を取ってから使ってください。常温で保存すると変色することがあるため、必ず冷蔵庫で保管します。

バジルの正しい保存方法7.バターにして保存

 

バジルバターにして保存すると、日持ちするだけでなくそのまま料理にも使えるので便利です。

バジルバターは冷凍すると半年ほど保存できます。冷凍しても柔らかいため、包丁で使う分だけカットして取り出します。サーモンのムニエルやステーキにトッピングしたり、焼いたバゲットに添えたりするのもおすすめです。

  1. バジルを細かく刻む
  2. 柔らかくしたバターを入れてよく混ぜる
  3. ラップに包み冷凍庫で保存する

バジルを細かく刻む

バジルの葉を茎から取り外し汚れを洗い流します。キッチンペーパーで水気をしっかりふき取り、包丁で細かく刻みます。

柔らかくしたバターを入れてよく混ぜる

刻んだバジルをボウルに入れ、柔らかくしたバターを加えてヘラでよく混ぜます。バターは使用する30分ほど前に冷蔵庫から常温に出し、柔らかくしておきましょう。

ラップに包み冷凍庫で保存する

まんべんなく混ぜたあとはラップにのせ、棒状に包みます。ラップの両端をひねって、横からはみ出さないようにします。ラップで包んだら、冷凍庫で保存してください。

変色を防いで長持ち!バジルを保存するときのポイント

 

バジルの葉は柔らかく、表面が傷つくと酸素に触れて黒く変色してしまいます。そこでバジルの変色を防ぎながら保存するには、2つのポイントがあります。

  1. 洗うときは傷めないように注意する
  2. 寒さや湿度を避ける

2つのポイントに気をつけて保存し、香りのよいバジルを長い期間楽しみましょう。

ポイント1.洗うときは傷めないように注意する

洗うときは、葉がこすれて傷ついてしまわないよう優しく洗いましょう。

蛇口から水を流しながら洗うのではなく、ボウルに入れた水で汚れを洗い流すのが大切です。水気を取るときは、ゴシゴシとこすらないように、キッチンペーパーを上からかけてポンポンと軽く押すなどして拭きます。

ポイント2.寒さや湿度を避ける

バジルは、寒さや湿度が苦手なハーブです。冷蔵庫にそのまま入れて冷気に当てると、変色する原因になるため気をつけてください。

また、湿気がつくと腐りやすくなるため、しっかり水を拭き取ってから保存します。

バジルの正しい保存方法で美味しさをキープ!

 

バジルは、常温保存だと2〜3日しか日持ちしません。しかし、正しい方法で保存するとより長持ちします。

数日のうちに使い切るのであれば常温や冷蔵保存で、より長く日持ちさせたいなら冷凍や乾燥など、使い方に合わせて保存しましょう。

正しいバジルの保存方法を知っておけば、大量に購入したバジルも無駄なく消費できます。

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くらだしマガジン編集部

Collaborator 山岸功季

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