かぼちゃを買いすぎてしまったけど全部使い切れない……
かぼちゃの正しい保存方法が知りたい
かぼちゃは、食物繊維やβカロテン、ビタミンなどが豊富で栄養満点の緑黄色野菜で、煮ものや天ぷら、サラダなどあらゆる料理で美味しく食べられます。
この記事では、かぼちゃの保存方法を紹介します。丸ごとやカットしたものなど状態別に長持ちさせる方法を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
かぼちゃは丸ごと1玉なら常温保存
かぼちゃは、丸ごと1玉で購入したものなら常温保存が可能です。約2か月ほど日持ちします。
かぼちゃは、気温や湿度が高い場所が苦手です。直射日光が当たらず、10℃くらいで風通しがよく涼しい場所で保存してください。
保存する際は、かぼちゃを皮つきのまま丸ごと新聞紙またはキッチンペーパーなどで包んで、ヘタの部分を上にして置いておきます。
かぼちゃを丸ごと保存していると、追熟して甘味が増して美味しくなるので、少しでも置いておくといいでしょう。
夏場なら丸ごと1玉のかぼちゃも冷蔵保存
かぼちゃは涼しい環境に適しているので、夏場などの暑い日は、たとえ日陰でも劣化してしまいます。
温度が高くなっているなら、常温で保存せずに冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。
冷蔵保存するときは、常温保存と同様にかぼちゃを新聞紙またはキッチンペーパーで包んで、直接冷気が当たらないように注意してください。
カットしたかぼちゃの冷蔵保存方法
かぼちゃは、1/2や1/4のサイズにカットされた状態で売られていることも多いです。カットされたかぼちゃは保存方法が異なります。
特に水気には注意しなければなりません。丁寧な下処理をし、正しい保存方法なら3〜5日ほど日持ちさせられます。
以降では、カットしたかぼちゃの冷蔵庫での保存方法を3ステップで紹介します。
- スプーンで種とワタを取り除く
- 水分を拭き取る
- ラップに包んで野菜室に入れる
スプーンで種とワタを取り除く
かぼちゃは、種とワタがついた状態では傷みやすいので、スプーンを使って種とワタをきれいに取り除いておきましょう。
ヘタがついている場合は、切り落とします。
水分を拭き取る
かぼちゃに水分がついたまま保存すると劣化しやすくなるため、水分はキッチンペーパーできれいに拭き取ります。水で洗うのも避けてください。
ラップに包んで野菜室に入れる
かぼちゃは空気が入らないように、ラップでぴったりと包んで冷蔵庫の野菜室に入れて保存しましょう。
カットしているかぼちゃは断面から傷みやすいので、なるべく早めの消費をおすすめします。
なお、2〜3日とすぐに使うなら薄切りや角切りにカットするといいでしょう。
カットしたかぼちゃの冷凍保存方法
カットしたかぼちゃは、冷凍庫での保存で、約1か月ほど保存可能です。
スープ用や天ぷら用など、用途別にカットしてから冷凍すれば、解凍後でもすぐに料理に使えて時短になります。
以降では、カットしたかぼちゃを上手に冷凍保存する手順を紹介します。
- スプーンで種とワタを取り除く
- 水分を拭き取る
- 用途別にカットする
- ラップに包んで保存袋に入れて冷凍室で保存する
スプーンで種とワタを取り除く
かぼちゃの種とワタの部分は水分を多く含んでおり、残しておくと腐敗しやすくなるため、スプーンできれいに取り除きます。
水分を拭き取る
かぼちゃの水分は、キッチンペーパーで丁寧に拭き取りましょう。
用途別にカットする
解凍後に使いたい料理の用途別に、一口大・スライスなどの形状に切ります。
ラップに包んで保存袋に入れて冷凍室で保存する
1回で使い切る量ごとにラップで包み、冷凍できるジップ付き保存袋に入れましょう。保存袋に入れたら、冷凍室に入れて保存してください。
約1か月ほど日持ちするので、すぐに使い切れない場合におすすめの保存方法です。
マッシュしたかぼちゃの冷凍保存方法
かぼちゃはマッシュした状態で冷凍すると、約1か月ほど日持ちさせられます。
ペースト状のかぼちゃは、スープや離乳食にも活用できるので、かぼちゃが大量に余ってしまった場合におすすめの保存方法です。
以降では、かぼちゃをマッシュの状態で冷凍する手順を紹介します。
- かぼちゃをゆでる
- 木べらでつぶしてなめらかにする
- ラップに包んで保存袋に入れる
- 冷凍室で保存する
かぼちゃをゆでる
かぼちゃを一口大にカットして、皮をむきましょう。
皮をむいたかぼちゃを大きめの鍋に入れて、浸るくらいの水を入れ、柔らかくなるまでゆでます。
木べらでつぶしてなめらかにする
ゆでたかぼちゃをザルにあげて水を切ってください。
かぼちゃをボウルに入れて、木べらでつぶしてなめらかなマッシュ状にしましょう。
ラップに包んで保存袋に入れる
1回で使用できる分に分けてラップで包み、平らにします。ラップで包んだら冷凍できるジップ付き保存袋に入れてなるべく空気を抜きます。
なお、離乳食など少量ごとに使いたいときは、お箸で区切ると冷凍後に切れ目から折って使えるので便利です。
冷凍室で保存する
マッシュしたかぼちゃは柔らかいので、固まるまで形が変わりやすいです。他の収納するものにつぶされたりしないように注意しながら、冷凍庫の平らに置ける場所に入れましょう。
かぼちゃを美味しく保存・使用するポイント
かぼちゃを上手に保存するためには、3つのポイントに注意が必要です。
- 下処理は忘れずにする
- 冷蔵庫内のニオイ移りに気をつける
- 調理するときは凍ったまま使う
丁寧な下処理や保管場所、調理する際の注意点をおさえておけば、かぼちゃを美味しく食べられます。
下処理は忘れずにする
カットした状態で購入したかぼちゃや使いかけのかぼちゃは、下処理が欠かせません。
かぼちゃは、水分を多く含む種とワタの部分から腐敗が始まるので、種とワタを取り除く下処理は忘れずにしましょう。
かぼちゃの種やワタが残っていたら、臭いの原因にもなるため丁寧に取り除いてください。
冷蔵庫内のニオイ移りに気をつける
かぼちゃを冷蔵庫の中で保存するときは、食品のニオイ移りに気をつけなくてはなりません。
かぼちゃはキッチンペーパーなどで包み、ポリ袋に入れて冷蔵庫で保存します。袋の口がきちんとしまっていない場合には、他の食品の臭いがつく恐れがあるので注意しましょう。
調理するときは凍ったまま使う
冷凍したかぼちゃは、凍ったまま調理できます。解凍する手間と時間は必要ありません。
加熱後に冷凍したかぼちゃは、味をつけるだけなので簡単に料理できて時短にもなるのでおすすめです。
かぼちゃは正しい保存方法で美味しさ長持ち!
かぼちゃは、丸ごとの状態なら常温で2か月ほど日持ちし、冷蔵なら3〜5日、冷凍なら生の状態でも加熱した状態でも約1か月ほど長持ちします。
かぼちゃを美味しく保存するためには、種やワタを取り除いて丁寧に下処理をすること、直射日光や湿気を避けて低温を維持することに注意が必要です。
料理の用途別にカットしたり、マッシュしたりして保存して、冷凍したまま調理することで味が良く染みこみ、時短になります。
かぼちゃのさまざまな保存方法を活用して、フードロスをなくし、美味しく食べ切りましょう。
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