【クラチャレレポート】グループ⑤和歌山県すさみ町&京都府京丹波町

【クラチャレレポート】グループ⑤和歌山県すさみ町&京都府京丹波町

目次

 

クラダシチャレンジとは

社会貢献型インターンシップ「クラダシチャレンジ(通称 クラチャレ)」は、人口減少・少子高齢化により人手不足に悩む地域・農家さんのもとへ、地方創生やフードロス問題に興味がある学生やクラダシスタッフを派遣するプログラム。一次産品の収穫をはじめとした農業体験により、フードロス削減を目指します。参加者は、現地での農作業や現地の方との意見交換を通して、地域の現状や課題など座学では得られないたくさんの学びを得られます。

 

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概要

社会貢献型インターンシップ「クラダシチャレンジ」in 和歌山県すさみ町&京都府京丹波町
開催期間:和歌山県すさみ町 2024年8月19日〜8月28日・京都府京丹波町 2024年10月1日〜10月8日
参加人数:学生6名、クラダシ社員1名

開催の背景

 

~和歌山県すさみ町~

2022年7月12日にすさみ町で生じるフードロスの削減や人手不足の解消・地域活性を目的に和歌山県すさみ町、積水ハウス株式会社、株式会社クラダシの3者は、「すさみ町における食品ロス削減及び特産品のPRに向けた連携協定書」を締結いたしました。

 

~京丹波町~

2021年10月に、京丹波町、積水ハウス、クラダシの3者が「京丹波町におけるSDGsの推進に係る食品ロス削減および特産品のPRに向けた連携協定」を締結しました。

 

【活動内容】作業の詳細

 

~和歌山県すさみ町~

和歌山県のすさみ町では、シイラ捌き、未利用魚を活用した商品開発、道の駅でのイベント出店など様々な体験をしました。海の環境変化により捕獲できる魚の種類が変わってきている中で、価値を見出せずにいた未利用の魚があることを学びました。日本は多くの食材を海外から輸入していますが、実は国内にはまだ活用されていない食材が豊富にあることに気づきました。これらの未利用資源を有効活用することで、日本の食文化の発展に貢献したいと感じた体験でした。

 

~京都府京丹波町~

 京都府京丹波町では、主に丹波栗拾い、選別、香港の大学生との交流をしました。農業体験先である丹波農園は、約3,000株の栗の木が広がる広大な農地であり、私達は低い栗の木の下から一つひとつ丁寧に栗を拾い集めました。イガは、ゴム手袋をも突き刺す鋭さであり、メンバー全員慎重ながらも、毎日大量に栗を拾いました。時に、大雨に見舞われ、髪の毛服をびしょ濡れにしながらも、農業のリアルを体験しました。このように手間暇かけ私達の元に届いているのだと改めて実感し、「食の大切さ」を再認識することができました。

 

【活動内容】意見交換会

 

~和歌山県すさみ町~

すさみ町を盛り上げようとする多くの方々と意見交換してきました。その中で学んだことは、このすさみ町が持つ「フレッシュな若々しさ」と「その力強い活動力」です。何かを行う際、すぐに行動して形にする‘‘スピード感‘‘は非常に印象的であり、私たちが提案するものがすぐに反映されていくという‘‘臨場感‘‘がありました。
この町全体が持っている朗らかでしなやかな風土感と、若い力強さがあるからこそ、このすさみ町という土地に多くの人が惹きつけられているのだという仮説が生まれました。

 

~京都府京丹波町~

町長含む町役場の方々に時間を頂き、現在の京丹波の現状から今後の展望まで、様々な問題や取り組みをお話していただきました。

その中でも、「京丹波には若い意見や新しい風を吹かせる」と、柔軟に、都会とは異なる落ち着いた雰囲気を守りつつも、常に町に新たな風をもたらし、新たな挑戦を続ける原動力となることで、町の未来を大きく変えていく鍵になることを学びました。

 

【活動内容】施策提案の詳細

2地域の活動を通して、課題として感じたことはクラダシチャレンジに参加した学生と地域とのつながりが、クラダシチャレンジが終わると途絶えてしまうことだと感じました。そこで施策提案として、ラチャレ参加者が、実際に訪れた地域の名産品を商品として開発・販売し、消費者に地域の背景やストーリーを伝える拠点「Kuradashi Challenge Base」を考案しました。

 

参加者の声

 

~和歌山県すさみ町~

今回学んだ大きなこととして、関係人口になることの重要性と素晴らしさがあります。今回のクラダシチャレンジを通じて私はすさみ町の関係人口、その一員となることができたわけですが、それを通じて得られた出会い、会話、学び、経験はこれまでにないものばかりでした。その新鮮な経験は今後、己の創作活動においても非常に大切な形を作るという確信があり、今後も求めていくべきものだと感じています。そのため、様々な地域を訪れ、様々な町との関係性を築いていくということを、今回得た経験を活かしながら重ねていきたいと思います。

今回の経験を通じて印象に残ったことは、私自身の個性や流れている時間が周りとは異なっていながらも、それを迎え入れてくれた町やチームがあったことです。ただ受け入れるわけでもなく、無理に染めようともしない。
———「迎え入れ、そして共存する」ということ。
多くの学びと経験がありましたが、これが10日間を経て得た学びのまとめになります。そして、これらの経験と機会に恵まれたことが、大きな幸運であったと強く感じるものです。

【大学4年 森さん】

 

~京都府京丹波町~

今回京丹波町での活動を通して、私はリアルな街の姿を肌で感じることができました。特に町づくりの観点からは、地方が直面する様々な課題に対し、変化が求められる一方で、風土を守ることも意識しなければならないというバランスの難しさを学びました。しかし、役場の方が仰った「今後は住民票という概念に縛られず、想いで繋がる町を目指したい」という言葉に大きな可能性を感じます。この方針は、地方の閉鎖的なイメージを払拭し、都会とは異なる落ち着いた雰囲気を保ちながらも、町に新しい風をもたらすことができると思います。そのため、こうした新たな挑戦があれば、それ自体が町の原動力となり、未来を大きく変える鍵になるのではないかと考えました。

また今後、その原動力に私も食を通じて関わりたいと感じたため、食材の重要性やその恵みに感謝しながら、今後活動していきたいと思いました。

【大学2年 長谷川さん】 

 

活動レポート詳細

この記事でご紹介したクラチャレをもっと詳しく知りたい方はこちらより詳細な活動レポートをご覧いただけます。

クラチャレ&クラチャレふるさとだより

 

Kuradashiでは、クラチャレをきっかけとする商品「クラチャレふるさとだより」を販売しています。日本全国の地域経済の活性化や特産品の魅力発信を実現したい。「クラチャレふるさとだより」は、そんな思いで生まれた商品です。

商品の収穫・梱包をおこなうのは、社会貢献型インターンシップ「クラダシチャレンジ」の参加学生たち。 地方創生を志し、強い思いでクラダシチャレンジに参加するメンバーです。

「クラチャレふるさとだより」の購入によるクラダシ基金への支援が、また次のクラダシチャレンジにつながります。

 

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くらだしマガジン編集部

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