「新玉ねぎが気がついたら傷んでいた、、、」
このような経験をしたことがある人は多いのではないでしょうか。
新玉ねぎは、その甘みと柔らかさから、多くの料理で重宝される春の味覚です。新玉ねぎは、その甘みとやわらかさから、多くの料理に活用される春の味覚です。
ただし、保存方法を誤ると、せっかくの鮮度が損なわれやすく、乾燥や傷みが発生してしまうこともあります。
特に、保存方法や保存環境に注意しないと、いつの間にか品質が低下してしまうことが多いです。
この記事では、新玉ねぎをおいしく長持ちさせるための保存方法や、保存した新玉ねぎを活用した絶品レシピをご紹介します。
新玉ねぎの保存は乾燥を防ぐことが大切
新玉ねぎをおいしく保つためには、乾燥を防ぐことが重要です。新玉ねぎは、一般的な玉ねぎと比べて水分量が多く、保存中に乾燥すると品質が低下しやすいです。乾燥によって表面の皮がしなびたり、内部の水分が失われたりすると、風味や食感が損なわれてしまう可能性があります。
以下の、乾燥を防ぐポイントを理解して、新玉ねぎを正しく保存しましょう。
【新玉ねぎの乾燥を防ぐポイント】
- 新玉ねぎの外皮は水分を保持する役割があるため、保存時には外皮はむかずにそのままにしておきましょう。
- 個々の新玉ねぎをキッチンペーパーで包むことで、内部の水分が適度に保持され、湿気も調整されるため、乾燥による品質劣化を防ぐことができます。
- 通気性のある袋やネットに入れて吊るすことで、風通しを確保し、湿気や乾燥を防ぎます。
- 直射日光を避け、涼しく風通しの良い場所で保存することで、温度や湿度の変化から新玉ねぎを守ります。
新玉ねぎの常温保存|保存期間2~3日
新玉ねぎは、風通しの良い冷暗所で保存することで、鮮度を保ちつつ2〜3日間の常温保存が可能です。
ただし、夏場の高温多湿な環境では傷みやすいため、以下の手順と注意点を参考に、適切な方法で新玉ねぎを常温保存してください。
【手順】
- 新玉ねぎをキッチンペーパーで包む
- 直射日光が当たらず、涼しく風通しの良い場所で保存する
新玉ねぎは水分が多いため、保存する場合はキッチンペーパーに包み、乾燥を避けることが重要です。また、風通しの良い場所で保管し、早めに食べきるようにしましょう。
新玉ねぎの冷蔵保存|保存期間10日
新玉ねぎは、特に夏場の高温多湿な環境では傷みやすいため、冷蔵保存がおすすめです。冷蔵保存を行うことで、鮮度を保ちながら約10日間程度の保存が可能です。以下の手順と注意点を参考に、適切な保存方法を実践しましょう。
【手順】
- 新玉ねぎを1つずつキッチンペーパーで包み、通気性の良いポリ袋などに入れる
- 通気性の良いポリ袋を使用し、湿気がこもらないようにする
- 冷蔵庫の野菜室など、温度が安定している場所に保存する
新玉ねぎは水気がついてしまうと傷みやすいため、キッチンペーパーで包む前に水洗いをする必要はありません。キッチンペーパーで包むことで、新玉ねぎから出た水分を適度に吸収し、ムレを防ぐことができます。
また、新玉ねぎの茶色の皮は乾燥を防ぎ、適切な水分量を保つ役割を果たすので、剥かずにそのまま冷蔵保存することをおすすめします。ただし、茶色の皮に濡れていたり、腐っていたりする部分がある場合は、その部分を取り除いてから保存してください。
新玉ねぎはマリネにして冷蔵保存もおすすめ
新玉ねぎをマリネにして冷蔵保存する方法は、手軽にできて長持ちするのでおすすめです。冷蔵庫で保存することで、味がなじんでよりおいしくなるでしょう。以下に必要な材料と手順をまとめましたので、ぜひ試してみてください。
【材料】
- 新玉ねぎ 1個
- 酢 大さじ2
- オリーブオイル 大さじ2
- 塩 小さじ1/2
- こしょう 少々
- 砂糖 小さじ1/2(お好みで)
【手順】
- 新玉ねぎを薄切りにする
- ボウルに新玉ねぎを入れ、酢、オリーブオイル、塩、こしょう、砂糖を加える
- よく混ぜて、新玉ねぎにマリネ液をしっかり絡ませる
- マリネ液が新玉ねぎ全体になじんだら、冷蔵庫で15分ほど冷やす
- 味がなじんだら、お皿に盛って完成
もし塩もみ後に新玉ねぎのぬめりが気になる場合は、10分ほど置いた後に水にサッとさらし、しっかりと水気を切ってからマリネ液と混ぜ合わせると、よりおいしく仕上がります。新玉ねぎのマリネは、冷蔵庫で約4日ほど保存可能なので、作り置きして副菜や付け合わせとして便利に活用しましょう。
参考:macaroni
新玉ねぎの冷凍保存|保存期間1か月
新玉ねぎは生の状態のまま冷凍保存でき、解凍後は生でも食べられます。新玉ねぎを冷凍保存する際は、使いやすい形にカットしておくと調理の際に便利ですが、丸ごとのままでも冷凍ができます。また、新玉ねぎは冷凍すると細胞が壊れるので、加熱時間も短縮できます。
新玉ねぎを丸ごと冷凍保存する方法
新玉ねぎを丸ごと冷凍保存すると、皮がむきやすく、切る際に目がしみない、そして繊維が壊れるため火の通りが早くなります。以下の手順とポイントに従って、簡単に新玉ねぎを冷凍保存しましょう。
【手順】
- 新玉ねぎの表面に付いた汚れをキッチンペーパーで軽く拭き取る
- 新玉ねぎをジッパー付きの保存袋に入れ、空気をできるだけ抜いてから冷凍庫に保存する
新玉ねぎを冷凍保存する際は、水洗いをすると霜が付いて品質が劣化しやすくなるため、水洗いを避け、汚れをキッチンペーパーで拭き取るようにしましょう。保存袋に入れるときは、空気をできるだけ抜いて密閉することで、冷凍焼けや風味が損なわれることを防ぎましょう。
新玉ねぎをカットして冷凍保存する方法
新玉ねぎをカットして冷凍保存しておけば、使いたいレシピに合わせた状態で保存できるので、料理が手軽に進められます。以下の手順とポイントを参考に、上手に冷凍保存しましょう。
【手順】
- 新玉ねぎの外側の茶色くなった皮や筋張っていて固い部分を取り除く。表面がつるんとなるまでむく。
- 使用する料理に合わせて新玉ねぎを切る
- くし切りやざく切り:汁物や炒め物に使用する際に便利
- みじん切り:ミートソースやドレッシングに使う際におすすめ
- カットした新玉ねぎをジッパー付き保存袋に入れて冷凍する
くし切りやざく切りにしたものはほぐしてから入れ、みじん切りにしたものは、保存袋に入れた後に板状に平らにして冷凍すると、使いやすくなります。切り方を工夫すれば、さまざまな料理に対応できるので、さらに活用の幅が広がります。
炒めた新玉ねぎを冷凍保存する方法
新玉ねぎを飴色になるまでじっくり炒めてから冷凍保存すると、旨みと甘みがアップし、料理に深みを与えます。
カレーやオニオングラタンスープなどに便利に使えるのでおすすめです。
【手順】
- 新玉ねぎの皮をむき、軽く水洗いして汚れを落とす
- 新玉ねぎをみじん切りにし、芯を取り除く
- 中火で油をひいたフライパンに新玉ねぎを入れ、飴色になるまでじっくり炒める
- 炒めた新玉ねぎを完全に冷ましてから、使いやすい量に分けてラップで包む
- ラップで包んだ新玉ねぎを冷凍用保存袋に入れ、空気を抜いて冷凍庫で保存する
料理に使う際は、冷凍したまま直接加え、必ず再加熱してください。飴色にソテーして冷凍保存すると、水分が出にくくなり、風味が長持ちします。
新玉ねぎの保存は干す方法もある|保存期間1~2か月
新玉ねぎは、干すことで1〜2か月ほどの長期間保存が可能になります。ネットやストッキングを使って吊るす方法を試すことで、腐敗を防いでくれます。以下に手順とポイントをまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
【手順】
- 新玉ねぎをネットやストッキングに1個ずつ入れる
- 風通しがよく、直射日光が当たらない涼しい場所に吊るす
新玉ねぎを吊るしておくことで、湿気を防ぎ、玉ねぎの腐敗を防ぎます。1個ずつ保存するため、取り出しやすく便利です。新玉ねぎを干すネットやストッキングは、あらかじめ結び目を作っておくと、湿気がこもりにくくなり、より長く保存できます。
保存した新玉ねぎの美味しいレシピ3選
新玉ねぎは、その瑞々しさと甘みが特徴的ですが、保存方法に工夫をすれば、長期間おいしく楽しむことができます。新玉ねぎを適切に保存するためには、カットの仕方や保存方法を工夫することが大切です。
例えば、丸ごと保存した新玉ねぎは、そのまま使用でき、カットして冷凍保存すれば、必要な分だけ取り出して調理が簡単になります。
この記事では、カットや保存方法に合わせた簡単で美味しいレシピを3つご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
新玉ねぎの梅かつおサラダ
さっぱりとした味わいが食欲をそそり、食事のアクセントにぴったりです。手軽に作れるので、忙しい時にもおすすめの一品です。
【材料】
- 新玉ねぎ(適量)
- 梅干し(2個)
- かつお節(適量)
- 醤油(小さじ1)
- ごま油(小さじ1)
【手順】
- 新玉ねぎを薄切りにし、水にさらしておく
- 梅干しの種を取り、果肉を細かく刻んでおく
- ボウルに新玉ねぎ、梅干し、かつお節を入れ、醤油とごま油を加え、軽く混ぜる
- 冷蔵庫で少し冷やしてから、器に盛り付けて完成
参考:クックパッド
レンジで作る新玉ねぎの昆布茶煮
レンジで簡単に作れる「新玉ねぎの昆布茶煮」は、昆布茶の旨味がしっかりと染み込んだ一品です。柔らかく煮た新玉ねぎが、絶品の味わいを引き立てます。
【材料】
- 新玉ねぎ(2個)
- 昆布茶(小さじ2)
- 水(200ml)
- 醤油(小さじ1)
- みりん(小さじ1)
【手順】
- 新玉ねぎの皮をむき、半分に切る
- 耐熱ボウルに新玉ねぎ、水、昆布茶、醤油、みりんを入れ、ふんわりラップをかけて電子レンジで約5〜7分間加熱する
- 新玉ねぎが柔らかくなったら取り出し、味を調整して完成
参考:クックパッド
トマトスライスの新玉ねぎ塩こうじドレッシングがけ
「トマトスライスの新玉ねぎ塩こうじドレッシング」は、爽やかなレモンの風味と塩こうじの旨味が新玉ねぎとトマトに絶妙に絡んだヘルシーなサラダです。
【材料】
- 新玉ねぎ(1/2個)
- トマト(1個)
- 塩こうじ(大さじ1)
- オリーブオイル(大さじ1)
- レモン汁(小さじ1)
【手順】
- 新玉ねぎを薄切りにし、トマトをスライスする
- ボウルに新玉ねぎとトマトを入れ、塩こうじ、オリーブオイル、レモン汁を加えて軽く和える
- 器に盛り付けて、完成
参考:クックパッド
まとめ:新玉ねぎは乾燥を防いで保存しておいしく食べ切ろう!
新玉ねぎは、その香りや鮮度を保ちながら長く楽しむために、適切な保存方法が大切です。
フレッシュな甘みを楽しむためには冷蔵保存が最適で、新聞紙で包んでから保存袋に入れることで湿気を防ぎ、鮮度を保つことができます。乾燥から守るためにも、風通しの良い涼しい場所で保存することが重要です。
長期保存する場合は、調理後に冷凍しておくと便利です。炒めたり煮込んだりしたものを冷凍することで、後からすぐに使えます。
新玉ねぎは、乾燥対策をしっかり行い、正しい保存方法で新玉ねぎを無駄なく活用しましょう。
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