ひと口サイズがかわいらしい「ミニトマト」は、サラダやマリネだけでなく、料理の付け合わせやお弁当の彩りなど、さまざまな使い方ができる野菜です。
スーパーの特売で購入したり家庭菜園で収穫したりして、一度に食べきれないほどのミニトマトがあり、保存方法に困った経験はないでしょうか。
ミニトマトは正しい方法で保存すると、美味しさを保ったまま、長く日持ちします。
そこでこの記事では、常温、冷蔵、冷凍に分けてミニトマトを長期保存する方法を紹介します。ミニトマトを美味しく長期保存するためのレシピも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
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ミニトマトの正しい常温保存方法

夏野菜のミニトマトは、常温保存が可能な野菜です。ただし、高温や湿気は苦手なので、夏場は冷蔵庫に入れるとよいでしょう。
保存日数の目安は、春と秋、冬で異なります。
常温で置いておくことで、まだ赤くなりきっていないミニトマトも追熟が進みます。トマトの追熟は5〜25℃の環境で進みます。
赤く熟したミニトマトは甘みが十分で、含まれる栄養成分もアップします。
以降では、ミニトマトを常温保存する手順を3ステップで紹介します。
- パックや袋からミニトマトを取り出す
- 通気性のいいザルやかごの上に置く
- 直射日光を避けて風通しのいい場所に置く
パックや袋からミニトマトを取り出す
購入したトマトはパックや袋から出して、保存しましょう。というのも、パックや袋に入ったまま置いておくと、湿気がついて傷みやすくなるためです。
通気性のいいザルやかごの上に置く
ミニトマトは水分がつくと、カビが生えて腐る可能性があります。ザルやかごなど通気性の良い容器に入れて保存しましょう。
直射日光を避けて風通しのいい場所に置く
直射日光が当たると温度が上がり、傷みやすくなります。日光が直接当たらない風通しのよい場所に置くと長持ちします。
ミニトマトの正しい冷蔵保存方法|保存期間7〜10日間

ミニトマトを冷蔵保存したときの保存期間は、7〜10日間です。ミニトマトに冷気が当たると傷みやすくなるため、置き場所に注意しましょう。
ここからは、ミニトマトの冷蔵保存の手順を5ステップで詳しく紹介します。
- ミニトマトのヘタを取る
- 水洗いしてキッチンペーパーで水気を拭く
- タッパーの底にキッチンペーパーを敷きミニトマトを並べる
- 上からキッチンペーパーか新聞紙をかぶせてタッパーに蓋をする
- 冷蔵庫の野菜室で保存する
ミニトマトのヘタを取る
ヘタには、カビが生える原因である真菌が多く付着しています。ヘタをつけたまま保存するとカビが生えやすいため、取りましょう。
水洗いしてキッチンペーパーで水気を拭く
ミニトマトの表面に傷がつかないよう、優しく洗います。
水気が残ったまま保存すると、実が割れる恐れがあるため、キッチンペーパーでしっかり水気を拭きましょう。
タッパーの底にキッチンペーパーを敷きミニトマトを並べる
タッパーにそのままミニトマトを入れると、内側についた湿気が実に付いてしまいます。
また、野菜室の冷気が直接当たるのを防ぐため、タッパーの底にペーパーを敷きましょう。
上からキッチンペーパーか新聞紙をかぶせてタッパーに蓋をする
上からキッチンペーパーをのせることで、湿度を適度に保ちながらミニトマトを美味しく保存できます。その上から、タッパーの蓋を閉めてください。
冷蔵庫の野菜室で保存する
冷蔵庫ではなく野菜室で保存しましょう。野菜室が無い場合は、冷蔵庫の冷気吹き出し口から遠い位置にタッパーを置きます。
ミニトマトを水に浸けて冷蔵保存もできる

ミニトマトは水に漬けて冷蔵庫に入れると、1週間ほど保存できます。
水に漬けることで、ミニトマトの表面にシワが入るのを防げます。水を吸収するために必要なので、水に漬ける場合はヘタはそのままで構いません。
水に漬けて保存する手順は、以下の通りです。
- タッパーにヘタが付いたままのミニトマトを入れる
- ミニトマトが浸かるくらいの水を入れる
- 蓋をして冷蔵庫で保存する
タッパーの中の水は1日おきに変えて、清潔に保ちましょう。
ミニトマトの正しい冷凍保存方法|保存期間1か月

冷凍したミニトマトの保存期間は、約1か月です。冷凍により食感が変わるため、スープ等の加熱料理に使うのがおすすめです。
また、皮が剥きやすくなるため、煮込み料理にも向いています。
冷凍するときの手順は、以下の通りです。
- ミニトマトのヘタを取る
- 水洗いして拭き取る
- ミニトマトを冷凍保存袋に入れる
- 冷凍庫で保存する
ここからは、それぞれの手順について見ていきましょう。
ミニトマトのヘタを取る
カビが生えるのを防ぐため、ヘタは取っておきます。
水洗いして拭き取る
傷がつかないよう気をつけながら、丁寧に洗いましょう。キッチンペーパーで水を拭き取ります。
ミニトマトを冷凍保存袋に入れる
冷凍対応のジップ付き保存袋に入れます。なるべく重ならないように凍らせると、使うときに取り出しやすいです。霜が付着するのを防ぐため、空気を抜いて袋を閉じます。
冷凍庫で保存する
ミニトマトを冷凍庫で保存します。料理には、加熱してから使いましょう。
ミニトマトを長期保存するレシピ

ミニトマトはそのまま保存するだけでなく、料理に加工してから保存するのもおすすめです。長く日持ちするだけでなく、すぐに食べられるため便利です。
- ミニトマトの砂糖漬け
- ミニトマトのマリネ
ミニトマトの砂糖漬け
ミニトマトの砂糖漬けは、甘酸っぱい味わいが、デザートや箸休めに向いています。夏に採れたミニトマトを砂糖漬けにして冷凍しておくと、長く楽しめます。砂糖の量はお好みで加えましょう。
材料
手順
- ミニトマトを熱湯に数秒入れる
- すぐに氷水に漬けて湯むきする
- タッパーやジップ付き保存袋に入れて砂糖を入れて軽く混ぜる
- 冷蔵庫に入れて味を馴染ませる
参考:クックパッド
ミニトマトのマリネ
ミニトマトのマリネは、カットしたミニトマトを調味料で和えるだけで作れる簡単レシピです。
そのまま食べるのはもちろん「パスタに和える」「冷ややっこにトッピングする」など、さまざまなアレンジができます。なお、冷蔵庫で5日間ほど保存可能です。
材料(4人分)
- ミニトマト:400〜500g(2パックほど)
- オリーブオイル:大さじ2
- 酢:大さじ2
- 砂糖:小さじ2
- あらびき黒コショウ:小さじ1/2
- オレガノ:小さじ1/2
手順
- ボウルにオリーブオイルからオレガノまでの材料を混ぜ合わせてマリネ液を作る
- ヘタを取ってから洗い、水気を拭き取る
- 半分、または1/4にカットする
- ボウルにミニトマトを加えて混ぜ合わせる
- 冷蔵庫で2時間ほど漬ける
参考:週末の作り置きレシピ
まとめ:ミニトマトは美味しく長期保存させよう

ミニトマトは、夏以外は常温で保存できます。冷蔵・冷凍することでより長く日持ちするため、量と使い道を考慮し保存方法を決めましょう。
冷凍したミニトマトは、加熱料理に使うのがおすすめです。
正しい方法でミニトマトを美味しく保存し、無駄なく使いましょう。
くらだしマガジン編集部
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